2008年7月5日(土)、松岡正剛が塾長をつとめる「連塾」の新シリーズが開幕しました。
「連塾」は、「日本という方法」を伝授する場として2003年にスタートしたハイパートークイベントです。第1期では、全8回・のべ50時間の圧巻のセイゴオソロ講義が話題を呼び、第2期では総勢25人ものゲストとパフォーマンスを交えた多彩なセッションを全4回にわたって展開。「特定少数」のための塾として、当初は50人ほどに限定されていた塾生は、回を追うごとに増え続け、昨年末(2007年12月22日)草月ホールで開催した「浮世の赤坂草紙」では、300人近い塾生が会場に詰めかけ、大盛況でした。
そして、いよいよ「
慶應丸の内シティキャンパスでソロ講演
慶応「丸の内シティキャンパス」(MCC)が主催する「夕学五十講」で、セイゴオが「日本という方法」をテーマに、2時間のソロ講義を行います。「MCC」は、慶応義塾大学が社会人のために開校している実学重視の学問の場。そのなかでも、「夕学五十講」は、年間プログラムを受講していない方でも気軽に参加できる講演会です。
セイゴオの講演要旨は次のとおり。
いま日本は混迷し、混濁し、混乱している。ナショナル・インタレストを見失ってもいるが、そもそもの思考力や歴史観も動揺したままだ。私はこのような時期には「日本という方法」を問うべきだと思う。グローバリズムかローカリズム
5月某日、セイゴオは、母校の早稲田大学でゲスト講師として、「本の読み方」をテーマに約90分の講義を行いました。これは、田原総一朗塾長による「大隈塾」の1コマで、毎回さまざまなジャンルのプロが学生たちに“本気の話”をする人気講座です。ちなみに、塾長代行の高野孟さん(『インサイダー』編集長)は、セイゴオの早大時代の同級生。田原さん・高野さんは『世界と日本のまちがい』を読み、その方法論に感銘を受け、今回の講義を企画されたそうです。
会場となった早稲田キャンパス中ほどの14号館地下(セイゴオ在学中はまだなかった校舎らしい)の大教室には、200人を超える生徒が詰めかけ、満席でした。7割が男子学生で
松岡正剛「連塾」が、いよいよ第三期「JAPAN DEEP」(全4回)に突入。セイゴオが「日本という方法」をソロで語りつくした第一期と、極上のゲストを呼んで知とアートのスペクタクルを繰り広げた第二期は、延べ約1800人の各界のリーダーやクリエイターを夢中にさせました。そして第三期は、格別な語り手とセイゴオがダイナミックにシナジェティックに、日本の深層を浮き彫りにします。
「JAPAN DEEP 1」は、2008年7月5日(土)、赤坂のドイツ文化会館・OAGホールで開催します。ゲストは、岡野弘彦さん(歌人)、押井守さん(映画監督・演出家)、井上ひさしさん(作家・劇作家)。時代に断ち切られたさまざ
■音楽業界紙『あんさんぶる』5月号・巻頭インタビュー
大手楽器メーカー・カワイが発行する『あんさんぶる』の巻頭インタビューにセイゴオが登場。読者層の大半はピアノをはじめとする音楽教師です。多くの先生が何のために教えているのか、足場をどこにおいたらいいのかわからずに漠然とした不安をかかえているという切実な現状に対して、セイゴオは新しい視点で「音楽」に向き合うための編集的アプローチを示唆しています。さらに、グローバル資本主義の蔓延が音楽にもたらした影響や、平等主義を掲げた均一な学校教育の弊害などを深彫り。そのほか、ちょっとほろ苦い幼少時代のピアノ体験から、小室等さんや加藤和彦さんと自由に作詞作
日韓女性親善協会総会で講演
4月22日、日韓女性親善協会総会で、セイゴオが「日韓文化の渦と潮」と題して特別講演。
この協会は、日韓両国の友好を深める目的で、相馬雪香さんを会長として1978年に設立され、さまざまな交流・交換事業を展開してきた。この日は協会理事や会員による年次総会が行われ、続く講演会には200人近い一般聴衆が参加。約100分の高速なセイゴオ・トークに熱心に聞き入っていた。
■「怨」の国・「恨」の国
折しも李明博(イ・ミョンパク)大統領が来日し、日韓のシャトル外交がスタートした。日韓関係の展望を「嵐にも揺るがない地中に深くしっかり根差した木」にしたいと語る李大統領
2月に放送されたNHK教育テレビ「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝−白川静」が大変好評につき、再放送が決定しました。
「60年間ずっと日本語を理解したいと思っていたがここまできてようやく念願がかなった」「白川さんがのりうつったかのように漢字解説する松岡さんの様子に身震いがする知的興奮をおぼえた」「古代中国から現代日本まで一気に語れる人がいることを始めて知った」など、これまでに松岡正剛事務所にも様々な番組感想が届いています。セイゴオが伝えたかった白川静さんのおもかげは、強いメッセージ力をもって番組内に立ち上がったようです。2月に見逃してしまった方は、ぜひこの機会にご覧ください。
◆放送局
[対訳ニッポン双書]シリーズ・岡倉天心『茶の本』に、セイゴオが序文を寄稿しました。1906年にニューヨークで出版され、茶道という「生の芸術」をもつにいたった日本人の「負の想像力」を説こうとした天心の試みが、いまなおはかりしれない響をもっていると讃しています。
『茶の本』はまるで透き通った虫の翅のように薄い本であるが、その翅がひとたび震えると、日本精神の真髄が遠くまで響いていくものになっている。
―――松岡正剛
「千夜千冊」でも第75夜『茶の本』をはじめ、『茶の本』についてしばしば言及してきたセイゴオ。その一部を紹介します。
『茶の本』に含蓄された判断と洞察は、いまなお茶道
■『誰も知らない世界と日本のまちがい』好評
各メディアの書評や、書店でのセイゴオフェアなどで『誰も知らない世界と日本のまちがい』がますます絶好調。月刊『VOICE』の連載コラム「BOOK STREET この著者に会いたい」では、『遊』のころからのセイゴオファンで千夜千冊の愛読者でもある編集者・仲俣暁生さんのインタビューをうけました。大量のコンテンツとコンテキストをどのように編集したのか、素材選び、盛り付け方、食べ方にいたるまで、セイゴオの世界読書&編集メソッドが明かされています。
平成20年5月号第365号「VOICE」
定価 680円
発行 2008年5月1日(発売中)
PH