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エイリアンの地球ライフ―おとなの高機能自閉症/アスペルガー症候群 
僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 
僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫) 
変光星―自閉の少女に見えていた世界 
平行線―ある自閉症者の青年期の回想 

  
 
 地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる
地球生まれの異星人―自閉者として、日本に生きる
 
¥ 1,680
発売日:2003-11
花風社
オススメ度:
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■  感動的な半生記
私にも思い当たる症候がなくもないので,覚悟して読み始めた.そして感動した.ここまであからさまに自身のことを語る才能は只者ではない.特にアメリカ留学の部分には圧倒される.かの地では目立たなくては生きている価値がない.そのため著者のハンディは逆に有利に働くし,友達もできる.日本と言う了見の狭い人間の集まった所に生きるのが辛いのだ.日本の教育は個性を育てるのではなく,徳川時代以来,個性を殺すものだったことがこの著しい対照の基本にある.幼い頃から日本の教育に疑念を抱いて,先生達に反抗することで身を守ってきた私だが,今はそれすら不可能のように見える.この国に未来はあるのか,疑わしい.個性を育てる教育に切替える以外に未来はないだろう.ここまで考えさせられた自叙伝は稀である.なお,症候を明瞭に示すことが,同様な脳の持主に不安を与える心配はないと私は (多分著者もこれについては熟考しただろうし) 判断する.

■  一人の人物のドキュメンタリーとして普通に面白い。
 一人の個性的な人の自叙伝として、大変興味深く面白い、惹きつけられる読み物でした。
私には流星さんの異性人的情報処理能力が羨ましいです。
普通の地球人なら当たり前にこなしてしまうであろう日常のあれこれを、
様々な視点から探りその本質を汲み取ろうとする著者の才能は、
何の変哲も無く世の中を渡ってしまう普通の地球人では気付く事のできない
この世の面白さを沢山見い出す事のできる才能なのではないかと思う。

 流星さんにはアスペルガーというアイデンティティーだけに囚われない、
ユニークで面白い生き方をして欲しいです。
地球の流儀に囚われず、異性人パワーを発揮して頂きたいです。

■  自閉症者の泉流星さんの自叙伝。
 私も高機能自閉症者ですが、泉さん程自閉症自体も精神病も重くないです。自分のことを異星人と思ったことも無い。しかし、自閉症者は共通するところが多く、「まるで自分の前には、見えない透明なガラスの壁で周囲から隔てられている」ように感じる人は多いんじゃないでしょうか?あくまで自閉症者の1サンプルに過ぎないので、「自閉症者は、皆この本と同じ」と思うことは危険ですが、健常者の方が自閉症者の感覚を知るのに良い本だと思います。

■  まだスタートライン、答えは書いてない
幼少期から学生時代、様々な職業を転々とした時期、そして自閉症と診断されて本書を書き上げるまでの半生を綴った自伝である。そこには、主に失敗経験、たまに成功経験と、その原因分析があるのみで、どうすればよかったのかという「答え」はほとんど書いていない。

そして現状を、障害を「克服」したのではなく、まだやっとスタートラインに立ったばかりだとしている。普通の人なら生まれたときから自然に身に付けていくはずのものを、30代になってやっとゼロから学びはじめた、そういう状況だ。だから、あのときああすればよかったはずだ、という答えは出せないのだ。

だから本書は、健常者がアスペルガー症候群の実例を知るという目的においては非常に優れたサンプルになっているが、実際に自閉症スペクトラムやその周辺領域の症状に苦しんでいる人にとっては、かえって自分の失敗体験とばかりシンクロして、読むのがつらくなるのではないか。本書でつらくなった人は、続巻『僕の妻はエイリアン』から読み始めることをお勧めしたい。

 
 
 
 
  
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