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| | | 現代美術コテンパン (晶文社セレクション) |
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どうも現代芸術が苦手な方に。あなたはたぶん正しい。 |
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| 日本では映画「ライト・スタッフ」原作で通るジャーナリスト、トムウルフですが、あの手のドキュメンタリーよりはむしろポップカルチャーにつながっていく現代文化を鋭く切る視点で造詣深いことで有名です。 本書はそのポップカルチャーに至る(という史観?で)現代美術の歴史をばっさりいってしまう彼自身の本当に本道、ホームグラウンドでの快作。原題「Painted Word」が実にいい風刺の味をだしていますが、要するに「今日び、何らかの主義主張を『語れない』芸術なんて意味ないのよん。でも、そしたら、目の前にあるこのとりあえず描かれた作品の意味はよ?」という風調の源流が前世紀初頭、第一次大戦前夜にまでさかのぼるというお話です。 芸術が天才の作品でなく主義主張を同じくするグループに担われ、やたらにグループが理屈をこねて威張るのが、それまでの印象派とかと違う「ソレ」は、いわゆるアール・ヌーヴォー、「ウィーン分離派」をはじめとする党派活動に始まるわけですが、著者は鋭いというか「個人」ではなく「組織」の論理で動く社会活動全般に通じる、何とも言えない愚かさへ突き進む性への批判、洞察、手厳しいけれどどこか憎めないと言った風情の文章が、そう「パーキンソンの法則」っぽいと思ってます。 「ゲンダイゲイジュツはどうもわからん」と苦々しく思っている方、ご一読あらばひどく溜飲が下がりぐっすり眠れるに違いありません。ぜひ姉妹編の「現代建築」の方もよろしくお願いします(^^) |
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