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これが潜水艦だ―海上自衛隊の最強兵器の本質と現実 (光人社NF文庫) 
本当の特殊潜航艇の戦い―その特性を封じた無謀な用兵 (光人社NF文庫) 
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 本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫)
本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫)
 
¥ 760
発売日:2006-05
光人社
オススメ度:
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■  読んでいて辛くなるけど……
潜水艦って、もっと神出鬼没なイメージがあったけど、少なくとも太平洋戦争当時の艦はずいぶん不自由なものだったのだなという印象を受けた。用兵の誤りもあって、日本海軍潜水艦の惨めさには読んでいて辛くなるものがあるが、それを正面から見据えている点が本書の優れた点なのだろう。

現代&自衛隊の部分をもう少し手厚く書いてほしかったので星4つにしました。

■  今まだにない踏み込んだ書
海上自衛官出身者の書かれたものの多くは、わかり易い内容であるものの、海自への一歩踏み込んだ課題や批判が少ない、いわば優等生の論文の印象を受ける。それに対し本書は海自の問題点を具体的に表している点に今までにない踏み込んだ「提言書」と言える。願わくば全く意見を異にする海上自衛官の抽象的ではない堂々とした反対意見を聞きたいものである。一つ懸念は、本書のレビューに記載されていたが、著者が防研時代の研究成果をコマーシャルベースに使用することへの疑問があった。自衛隊では実務経験や研究成果を退職後、出版してはいけない内規でもあるのだろうか?だとすれば、色々な雑誌や本で元海将とか元何々司令官が今日の自衛隊の問題を提言する内容をよく目にするが、それらも規定に反していることになる。何故本書の著者だけが問題なのだろう?

■  2冊分ある
4章までは、第二次大戦での潜水艦作戦の潜水艦研究。
日本海軍潜水艦作戦の失敗の原因分析が主。1章で最初に潜水艦なるものを分析しているのは、かつてない手法。そのために戦闘力を定義しているが、軍艦と言うものがここでよく理解できる。
その上で、2章で最適用法を提案、これが仮説であろう。
実際の作戦を事実に基づいて、作戦態様(艦隊協力、潜水艦独自、母潜任務など)別に整理、評価。3章この部分はかなり複雑だが、よく整理してあるし、巻末に一覧表までつけるサービス。こういう表を作るのは大変だ。
4章で失敗原因を分析。この分析もかなりユニーク。5つの原因のうち、最初の艦隊決戦主義は定番としても、民族性などは秀逸。

5章は、別の本でいい。防衛庁省昇格の時期、こういう問題を解決するのが先決ではないか。

■  面白い!
全然軍事オタクじゃなくて、只今勉強中の者ですが・・・いい文章です。この手の本にはめずらしく最後までスイスイ読めました。著者の「作家」としての力量に感謝します。「潜水艦」は「騎兵」と同じく運用に戦術の天才を要するのかも知れませんね。

 
 
 
 
  
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