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| | | 彗星夜襲隊―特攻拒否の異色集団 (光人社NF文庫) |
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これが「異色」であった日本の悲しさよ |
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| 実に読み応えのある一冊です。
独創性と勇気、指導力を兼ね備えたリーダーと、リーダーを信頼し結束を高めた隊員達が、最大の効果を求めて努力を重ねる。敗戦を予期しつつの全軍特攻体勢という狂気の中で、冷静な合理精神に基づいた努力を重ね、半ば徒手空拳から作り出した芙蓉部隊。
隊長美濃部大尉のアイデア性と何度挫折しても諦めない徹底した追求心が作り出した精鋭部隊の奮闘は、読む人の共感を呼ばずにはいられない。
何より悲しいのは、彼らの思想・戦術、いや存在そのものが当時の軍組織としては「異色中の異色」であり、敗戦の連続という混乱の中でほとんど偶然と幸運から世に出ることになったものだ、ということである。
美濃部大尉の理想と努力を認めれば認めるほど、日本の戦争のやり方がお粗末であったことを痛感させられるのだ。 |
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正攻法維持できず・・・ |
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| 確かに異色な戦闘部隊であるが8月15日敗戦直前に今までの戦法を維持できず、指揮官がやはり「特攻」をせざるを得ないと「決断」したのは悲しい・・・ |
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劣勢の中での合理精神 |
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| 安易に自殺特攻になびかず、使えるものを合理的に使って兵力の維持向上を図って正攻法の攻撃に挑んだ内容に感心させられた。 搭乗員の養成と、機材の整備を合理的に行った内容は、当時の過度な精神主義を考えると現代においても考えさせられるところが多い。また、搭乗員の損耗をできるだけ最小限にとどめる努力は、巷に流れる当時の特攻主義を考えると特異である。 このような合理精神があれば、当時の戦争はもっと違ったものになっていたのではないかと考えさせらえてしまう。 |
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正攻法 |
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| 陸軍・海軍ともに特攻を押し進める中、特攻を拒否し正攻法で戦い抜いた航空隊、それも夜襲を主戦法とした稀有な航空隊の戦記です。数多くの証言者から構築した記述は圧巻であり、読み応えがあります。オススメです。 |
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