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| | | 協力隊員物語―トンガ・国道ポプア線の彼方に |
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いろんなことが書いてある本 |
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| この本には、ただ海外生活のことだけでなく、「健康食品と肝機能の関係(第6章参照)」や、「途上国における産業廃棄物の問題(第10章参照)」など、最近になってマスコミに取り上げられるようになった問題が、まだ騒がれる前から著者の身近な経験として書かれていた。 太平洋戦争での戦場となったキリバス共和国での滞在記や、そこで考えた「戦争と教育について(第5章参照)」なども書いてあり、この本はいろんな意味で、「生活のためになる本」だと言える。 |
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困難、困難、また困難。でもその先は幸がある。 |
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| この本には、よくある「現地には、日本にはない心の豊かさがあった」とかいうきれいごとは書いてない。この本に書いてあるのは、ただひたすらに土木技術者として自己の仕事に没頭した青年の姿だ。いくつかの成功と、たくさんの失敗を経て、著者が学んだことは、ほんものの「思いやり」だった。とかく非難されがちな公共事業だが、トンガで実際に劣悪な環境に住んでいるひとに想いを馳せ、そのひとたちのために国道を完成させたことは、土木技術者としてだけでなく、ひとりの人間としてもすばらしいと感じた。だが、その国道を築くまでには、青年らしい荒削りな部分が現地のひとびとと衝突したことも書いてあり、それがまた、人間らしくていいとも感じた。ボランティアの本というよりも、ひとりの「青年成功物語」といった感じの本である。 読み終えたあとに、何ともいえないさわやかな疲労感を得られる一冊だった。 |
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