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| | | マザー・グースと三匹の子豚たち |
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実に痛快な本 |
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| ずいぶん昔に、文春文庫に入っていた本を読んだのですが、リニューアルしてまた出版されていたのですね。
桐島家のこどもたちももう40代、桐島氏の子育てはもうとっくに終わっているわけですが、それでもこの人のこどもの育て方は現在においても全然古くない。
まず共感するのはサバティカルを送る場所として、いろいろ考えた末に英語圏の国としてアメリカを、しかも都会でなく田舎を選んだという、その選択の賢さ。
「子供が外国に住めば外国語がぺらぺらになるのは当たり前、それより問題は日本語の方」とか「勉強する権利や働く権利をまず大切にすること、そうすれば夫を殺す権利や慰謝料をふんだくる権利を要求することもない」「ヨソに呼ばれて好き嫌いを言うな、ひとの家に来たくて来たんだからガタガタ言わずに出されたものを食べるべき」とか、名言が山ほど出てくる。
母子家庭でありながら、こどもを3人も連れてアメリカでの生活を始めるだけでもずいぶん思いきったことなのに、初登校の日にまだ英語をほとんど話せない姉弟を3人だけで登校させたり、こどもたちの意向をいれて母のみ日本へ帰ったりという、すかっとした思い切りの良さ。
そして合間に綴られているアメリカの自然の美しさ、人々の良さ。しかし桐島氏は手放しでアメリカという国を礼賛しているのではなく、捕鯨に関するアメリカと日本との意見の相違とか、教育の格差とか高校の荒廃とか、問題点もきっちりと認識している。
この本に限らず、桐島氏の書くことはいつも痛快である。
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