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酒食生活 (グルメ文庫) 
わが食いしん坊 (グルメ文庫) 
金沢;酒宴 (講談社文芸文庫) 
英国に就て (ちくま文庫) 

 
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 旨いものはうまい (グルメ文庫)
旨いものはうまい (グルメ文庫)
 
¥ 714
発売日:2004-10
角川春樹事務所
オススメ度:
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■  イギリス文学の大御所の食文化論
 このシリーズは「グルメ文庫シリーズ」と帯がつけられているが、私は「グルメ」と聞くと、拒絶反応を持つ方の人間である。
 「グルメ」=金にあかせた美食家、もしくは、似非セレブ問う印象があるからだ。
 著者は、そうした実体を伴わない、見てくれだけの人間を批判して来た人だから、彼のかく「旨いものはうまい」というのは、既存の概念や先入観、一般的な反応を一度否定した上での評価であると思う。
 変に「通」ぶらずに、些細なものにも「旨さ」を見つける見識に乾杯である。



■  ダンディズム
大岡玲氏も全集の解説に載せていたが、吉田健一には反逆、反抗、ルサンチマンを感じる。
19世紀的な観念的栄達主義を叫びたいならば、脳味噌にメスを入れれば良い、
あるいは原爆で人類を絶滅させれば良い。

生まれてきたからには、幸せに生きるのが一番だ。
文章を書くにしても、旨いものはうまいと言っているのが幸福である。

三島由紀夫が晩年の永井荷風を見て「青年のミイラのようだ」と言っていたが、
吉田健一はミイラにはならず、ダンディになった。
文章に好き嫌いはあるだろうが、ロマンティックだったり、
ダンディが好きな人には是非ともお勧めです。


 
 
 
 
  
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