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| | | 狂乱家族日記 拾壱さつめ (ファミ通文庫) |
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伝説と現在が繋がった感じ |
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| 遂に明かされる"閻禍伝説"の真実、それと"世界会議"である人が語る不解宮ミリオン暗殺の真相。この二つが、今回の大きな"肝"です。不解宮ミリオンが仕組んだ罠に落ち、ある人によって追い詰められる"奴"の正体にも迫れます。また、"奴"の正体が明らかにされる事で、(明言こそされないものの)芋づる式に正体が察せる人物も……。"閻禍伝説"と"現在"が、ようやく繋がった感じでしょうか。千年たっても色褪せるどころか克明に存在し続ける因縁と、それらの決着に期待したい所です
尚、本来なら短編集を挟んでから本作が発売される手筈だったらしく、その影響で短編に登場したキャラクターや事象が先んじて本編に登場する……という短編を読まなければ「?」な部分が出てしまってます |
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2つの終わり、1つの始まり |
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| 『世界会議』へと向かう、狂乱家族を含む世界各国の要人を乗せた都市型飛行船マスカレイド号の船内で不解宮ミリオンが暗殺され、更には平塚雷蝶がその罪を着せられ殺されるという衝撃的な前巻のラストから続く今回ですが、主催者のミリオンが殺されてもなお『世界会議』は予定通り開催されることになり、会場である神聖合衆国に到着します。
私たち読者の側はある程度登場人物よりも状況を知ってますが、乱崎家や大日本帝国、その他参加者の面々のほとんどは暗殺事件の犯人やその理由を知らないまま、得体の知れない不安と緊張の中でその日を待つことになります。とは言うものの、そこはそれ日日日先生で、狂乱家族日記ですから、そんな中でも短編で登場した面々なども本編に出てきて深刻な中にもコミカルな雰囲気も入り交じってます。
更にはストーリーの合間に語られる『閻禍伝説』の真相もとうとう悲劇の結末を迎え、ついに開催された『世界会議』と千年の時を越えて交わることになります。そこでは理想と欲望、執念と策謀、貨幣世界の支配者の絶対的な力などがるつぼのように展開され、入り交じるのですが、そんな場所でもなお狂乱家族は、と言うか凶華は決して揺るがず自分を通し続けるのですから流石と言うべきかはた迷惑と言うべきか。
ともあれ、この巻で世界会議と閻禍伝説はひとまず終わりを迎えまして、ストーリーと狂乱家族は新たな局面を迎えるわけですが、あちこちで張り巡らされた伏線がどう回収されていくのか興味深いです。 |
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