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| | | 洒落者たちのイギリス史―騎士の国から紳士の国へ (平凡社ライブラリー) |
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労作 |
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| 衣服とステイタスの関係がコンパクトにまとめてあり、イギリス・ジェントルマン衰退史としも読める。
著者は、『マイ・フェア・レディ』(ジョージ・バーナード・ショオ)の底に流れる本質を〈ジェントルマン階級というものも、ひと皮むけば、彼らの使う言葉に象徴される教養と、その衣服に象徴される生活様式がその他の階層と違っているだけで、あるいはそうした教養や生活様式を維持しうる余暇と経済力に勝っているだけで、生身の人間そのものには何のちがいもないのだというのがバーナード・ショオの主張なのである〉とまとめたうえで、〈しかし、考えてみると、べつにジェントルマン階級でなくても、教養と生活様式こそがステイタスの基礎であることは、いまではほとんど自明のことだといってよかろう〉と記している。
ジェントルマンの問題が、ステイタスの問題にすりかわっている。
それはともかく、服飾を通して英国の近代社会史を一望できる本書は秀逸である。 |
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