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 気分はもう戦争 (アクション・コミックス)
気分はもう戦争 (アクション・コミックス)
 
¥ 860
発売日:1982-01-24
双葉社
オススメ度:
通常2〜5週間以内に発送
 


 


■  読んだ気分も最高
(本来は冷戦下)アメリカとソ連が仕組んだ中ソ戦争に、「戦争がしたい」アブナイ日本人三人組が乗り込もうとするお話。全編フザケ倒したような展開だが、どうしてどうして鋭い内容を持っている。

国際政治バランス、大国の思惑、戦争の醜さを的確に捉えている矢作氏の原作。日本人の軽佻浮薄性、付和雷同性も良く表現されている。また、大友氏の相変わらずの構図の上手さ、兵器を中心とした描写の精緻さも光る。

大友氏の作品と言うと、どうしても読む方も身構えてしまうが、本作は気軽に物語に浸れる快作。

■  独特の臨場感と緊迫感、そして笑い
中ソ戦争がアメリカとソ連のデキレースだったらという話。
これは本当にうわさが立ったしろもので独特の臨場感と緊迫感、そして笑いがあります。
戦争というものがどういうものか。また、戦争に直接介入する人はどういう気持ちなのか。

コメディチックに描かれています。
しっかり読み込めば、どんどんと味が出る作品。

■  有色人種蔑視のWASPによる世界支配、この漫画の問い掛ける秀作
ベルリンの壁のず〜〜っと崩壊前、ゴルバチョフもまだ政権をとってない頃、韓国の軍事政権 全斗煥大統領失脚の史実をおりまぜながら 近未来をえがいた傑作! 大友克洋 初期の意欲作です。アメリカ帝国主義や社会主義の恥部、有色人種蔑視のWASPによる世界支配、この漫画の問い掛ける物です。 教科書では書かない真実に興味がある人は 空想の産物の作品ですが、さもありんかなと・・・・。初版は双葉社ですが、絶版の為、角川より入手可能。




■  日常としての戦争
 多分、先入観なく読んだほうが楽しめます。基礎的な知識がないほうが後で何度も読み返すことができてグッドです。
 日本から中東、中国、そしてアメリカ。それぞれの場所で戦うおっさんや若者がとにかくキレてます。
 退屈な日々に活を入れる意味での最高級のエンターテイメント。

■  ■「アキラ」の大友氏らが描く、すちゃらか三人組の視点から見た80年代の中ソ戦争
冷戦真っ只中の1980年代。全面対決を続けつつも実は裏で手を結んでいるアメリカとソ連が世界地図の上に「オレはこっちあんたはそっち」と線引きをし、中国・朝鮮半島・日本でドンパチやらかして新たな世界の構築と体制強化を図ろうとしたという設定の物語。

ソ連軍の中国侵攻や韓国でのクーデターやら中国国内での政争やらアメリカでのスパイ活動やらハードボイルドな話も織り交ぜてあるが、メインはすちゃらか三人組の戦中放浪記と、世界情勢の激変の中でもまれつつ必死にあがこうとするも結局何も出来ずに流される原作者(?)の二人のお話。

近代兵器が飛び交うであろう現在の戦争と、人海戦術が十分以上に通用した第二次大戦までの戦争の中間地点ともいえるこの時期で実際に大国間の戦争が起きたら、こんな感じになるんだろうなぁ、大国同士の思惑がぐちゃぐちゃに絡み合って真相は誰にでも分からないのだろうな、と思わせてくれるようなストーリーが展開する。

今となっては状況設定そのものが「過去の歴史」レベルなので何ともいえない香ばしさを各所に見受けることが出来るが、「アキラ」をはじめ汗臭さを感じる細かなタッチで紙の上に世界を紡ぐ大友氏らの才能は絶賛の一言に尽きる。

まあ戦争はタイトル通り「気分」だけに留めるのが一番に違いはないが(笑)。

 
 
 
 
  
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