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 [新訳]孫子―ポスト冷戦時代を勝ち抜く13篇の古典兵法
[新訳]孫子―ポスト冷戦時代を勝ち抜く13篇の古典兵法
 
¥ 893
発売日:2008-03-25
PHP研究所
オススメ度:
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■  これは大傑作
そもそも漢文の勉強をするわけではないのだから、原文など不要なのである。あっても正しく意味が取れないから訳してもらうのである。

と言っても、この本は超訳などという、いい加減なものではなく、現代の軍学者が己の知識と熱意をフルに注入して書き上げた珠玉の作品なのだ。この面白さをどう伝えていいか...とにかく手にとって読んでもらうしかない。エンターテイメントとしても超一流の本なのだ。

複数いたらしい「孫子」たちが、数千年後にやっと自分たちの意図が通じたかと、目頭をウルウルさせている様子が目に浮かぶ。

1,000円出して、お釣りがくる。新書なので、片手で読める。一度読み出したら止まらない。これを読まずして何を読む??

■  兵頭流軍学の滴を舐めよ
「孫子」の訳本は奈良・平安の時代から明治・大正・昭和・平成の御代まで、それこそ数多の解釈が世に問われてきました。そもそも「孫子」とは孫武が軍事を戦略論、戦術論、リーダーシップ論などに分けて総合的に論じたもの。その内容が現代にも通じるのは、人の本質は古代から何も変わらないからです。『古代ローマ人の軍事制度』を著したヴェゲティウスの思想が、マキャヴェリなどの西欧軍事思想家に大きな影響を与えたように、東洋で「孫子」は軍事思想の基礎となってきました。近代日本では西洋化の影響で19世紀の戦略家カール・フォン・クラウゼヴィッツの「戦争論」が「孫子」よりもてはやされた時代がありましたが、敗戦後は再び「孫子」への評価が高まったといっても良いでしょう。多くの企業家が高度成長期の時代に、自らの指針を得るために愛読されたことも記憶に新しいところです。

しかし、ポスト冷戦期を迎えている現在、企業家向けの「孫子」よりも、国益に適う「孫子」の読み方を時代は求めていました。そこに我が国唯一の軍学者兵頭二十八が「孫子」を新たな切り口で我々に問うてくれました。国益とは何かを考えながら是非読んで欲しい作品です。

お薦めします。

■  古典のエキスが脳内に染みわたってゆく
本著は「孫子」(兵頭集註)です。「ナメるように読む」本です。同時に「ナメるように読める」本です。とにかくわかりやすい内容です。本文、「兵頭いわく」は目からウロコ満載で、これまでの訳書はなんだったんだろう?と思ってしまうほどです。数千年の時を超えて生き残った古典のエキスが脳内に染みわたってゆく快感を、あなたも味わえることでしょう。

 
 
 
 
  
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