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| | | 古代出雲王国の謎―邪馬台国以前に存在した“巨大宗教国家” (PHP文庫) |
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土着の出雲と、創作の大和 |
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| ものすごく大雑把に言うと、土着の信仰が洗練されて出来上がってきたのが大国主命(おおくにぬしのみこと)を頂点とする出雲の信仰で、それを組み込む形で創作されたのが天照大神(あまてらすおおみかみ)を頂点とする大和の信仰のような気がする。
本書でも記載があるが、出雲を舞台にする物語は記紀神話の1/3を占める。その出雲の神々は人間のように畑を耕したり死んだりする。それに対して大和の神々はほとんど死なない。
大国主命は記紀神話ではスサノオノミコトの子(あるいは6世の孫)として組み込まれている。出雲の連合国家が大和の連合国家に組み込まれた際に出雲の神々も大和の神々の系列の中に飲み込まれたのではないか。
そもそも記紀神話自体が政治的に作られている。その作られた物語の裏にある真実をいろいろな考古学的な資料などをもとに推理していく楽しさが味わえる。 |
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古代出雲王国は神政国家だった! |
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| 昭和58年斐川町荒神谷遺跡から銅剣358本が発見された。そして昭和60年には銅剣の発見場所のすぐ近く(わずか7m)から銅鐸6個、銅矛16本が発見された。幻の古代国家ともいわれた出雲が現代に蘇ったのである。出雲風土記に記載されている神社399社と銅剣358本との関連など本書はこの古代出雲王国の謎に真っ向から迫っている。平成17年には新たに荒神谷博物館がオープンした。本書を読み、古代出雲探訪の旅に出かけると面白さが倍加すること請け合いである。 |
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