| 若手女性ファイナンシャルプランナー3名による住宅ローンの借り方指南の書だが、とおりいっぺんの知識や技術ではなく、住宅とお金と人生に対して、ある種の諦観があり、世間一般の常識を覆す見識が頼もしい。例えば、 ・賃貸と持ち家、どちらが得ということはない。住処にかかる費用は一生払い続けるもの。 ・繰り上げ返済、せっかく長く貸してくれるのに、さっさと返すのは損。 ・金利は4〜5%くらいでも返せる人しか、家を買う資格はない。 などなど、目からウロコ、である。 よりお得に借りるテクニック、という意味では山本節子の「その住宅ローン、借りると損!返すと損!」の方が税金対策にまで踏み込んでいて詳しいが、お金と人生をより深く考えることができるという観点で本書は素晴らしい。 人が人生のうちで家を持つということは、単に大きな買い物をするということだけでなくて、もっと大きな意味=人生をどう生きるのか、につながっているように思う。本書をきっかけにそんなことも考えてみたくなった。 |