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 仕組まれた昭和史―日中・太平洋戦争の真実 思想劇画
仕組まれた昭和史―日中・太平洋戦争の真実 思想劇画
 
¥ 1,680
発売日:2008-07
日本文芸社
オススメ度:
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■  難解な副島さんの話が劇画でとても読みやすくていいです。
ロックフェラーとロスチャイルドの対立をベースにそれら両陣営の傀儡になった日本の政治家や軍人達が操られ日中・太平洋戦争を起こしたという話を解説入りの劇画で読みやすく解説してあります。副島さんの本は難解で読むのは大変ですが、この本は劇画なので気軽に読めるところが素晴らしい。

■  こういうの読むと、副島の経済本も、実は同程度にトンデモなんだなと思う
 巻末p259に参考文献も出てますけど、ソレだけでコレだけのことを主張するのは、マァ、無理でしょうね。トンデモと言われても仕方ないですよね。ま、トンデモでしょう。
 ただ私、近代日本の政治史をチラホラ覗いたりしていて、自由民権運動から日清戦争前までの政治的対立については比較的理解しやすいのですが、その後がなかなかスッキリ呑み込めなかったんです。伊藤博文が政友会の総裁になって、その後は次々に政党が分岐していって、ワケ分からん、みたいな。
 その点、政友会と民政党の対立に三井・三菱を絡め、さらにその背後にロスチャイルドとロックフェラーを配し、英国を中心とするヨーロッパ勢と米国の覇権争いを見るという構図は、説明能力は高い気がします。
 誰がどこのスパイだとか、誰々暗殺の黒幕は何某だとか、俄かには信じがたい話が満載だが、副島がよく言う「大きな構図」で見ると、それなりに筋は通る、と言うか……ま、筋が通り過ぎるところがトンデモのトンデモたる所以なんでしょうけどね。
 そういうものの見方もある、ということで……

■  ロシナンテの絵が上手くなってる!
漫画としても以前より上手く、読みやすくはなっているが、コンテンツに関してはどうもしっくり来ない。
前半部分は面白いが、後半特に戦中の話となるともどかしさを感じる。
結論へのこじつけと言うか強引なのだ。
苦し紛れの「やはり」が多く、米内光政=アメリカのエージェント説へと無理矢理結び付けているようだ。
もう一つ、全く蒋介石の悪意が無視されていることだ。
支那事変における支那側の内部事情や動向が全く伝わって来ない。
蒋介石が国民党のアカを殺し捲っていると言うことも書いておきながら、戦争中の悪意が伝わらない。
『赤い中国』の様に根本的に調査不足の感が否めない。

 
 
 
 
  
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