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医者のクローズドで語られていた内輪話 |
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| こういうことを本にしていいのか。と、いうのが第一印象だった。このような会話はかつてはどこの大学の医局でもあるいは精神病院の医局でも医師の間での「うちわ話」として語られていたものだ。それを我々は「耳学問」として聴いて、ふーん、と思いながら試行錯誤しながら恐る恐る投薬しながらクスリの使い方を学んでいった。これを本にしなくてはならない時代って一体?というのが率直な感想である。もしかすると医局というのが機能しなくなったのかもしれない。先輩後輩のtipsの伝達というのがなくなってきたのかもしれないというのが悲しい。 |
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精神科臨床医 |
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| 服用した感覚を普遍化しようとする試みは努力の積み重ねが必要だったことでしょう。その点に関しては尽力なされていると思います。
ただし、「こういう感覚の人が多い」という表現は、「私も飲めばそうなる」という考えを誘導してしまい、「こんな感覚を味わうにはこの薬が欲しい」につながり、処方薬依存依存傾向を強めてしまわないか懸念されます。
治療において自己達成感・自己効力感を感じることが大切だとは思いますが、それは自分で薬剤を選択して感じるものではなく、治療者や支援者との関係や治療の試みの結果などで感じるものではないでしょうか?
評価はきびしいかもしれませんが、人気を得ることと学問は違うことだと思いますのでご理解ください。 |
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現状では薬の一般向け解説書に過ぎず。今後に期待 |
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| 本書は,一般向けの書籍として優秀だと思う。しかし,向精神薬の効果の官能的評価と銘うたれている魅力的な試みにしては,多数出版されている一般向けの薬物の解説書と大きな違いがないという点に不満が残る。
患者さんたちの薬物の飲み応えを集積して,そこから学ぶという試みは,ごくポテンシャルの高いものと評価できる。その可能性として私は,1.ごく多数の患者さんの薬に対する意見が集積されれば,薬物の効果スペクトラムの実証的研究に発展しうる,2.従来誰も予測できなかった副作用の発見に通じうる,などを考えている。本書は,そのどちらでもなかった。製薬会社の薬品情報の概説,一般の臨床家の抱いている印象のまとめの域を出ていない。行き届いた「編集」がなされているゆえだろうか? 今後に期待したい。 |
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新たなフロンティアを開いたことは評価したい |
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| 「官能的評価」という形で薬の「のみごごち」に着目した、医療関係者にとっても、患者さんにとっても強いインパクトを与える本であると思う。熊木先生は新たなフロンティアを開かれた。精神医療関係者がこの本に続く試みをなされることを期待したい。
惜しむらくは、インターネットを中心として患者さんの声を拾った事によって、患者さんの状態の把握が甘くなっている点である。「のみごこち」は患者さんと薬の相互作用の中で生まれるものであろう。その意味では自験例を中心に執筆されるのがよかったのでは、とも思われる。もっとも、そのような保守的な考えではフロンティアを開くことはできないだろうし、悩ましいところではある。 |
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かなり役に立ちますが・・・ |
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| 私の主治医は薬についてあまり説明をしてくれないので、薬局の薬剤師に尋ねることが多いのですが、やはり、周囲の目もありますし、時間の問題もあるので、十分納得がゆくまで薬について話をすることができません。でも、この本を読んで、いろいろなことがわかりました。ひとつの薬でも、人によってこんなに効き方が違うのかということがまず非常に勉強になります。様々な方の服用しての実感を参考に、「こんな薬に代えていただけないですか?」、「こんな症状が出るのは、この薬のせいではないですか?」とドクターに直接言えるようになりました。それでも、星4つにしたのは、項目として挙がっている薬があまり多くないことを考慮してのことです。「お薬事典」ではないということを考慮の上でご購入下さい。あなたの服用している薬については説明書きがないかもしれません。 |