| ダンカン氏は、1971年にブレットン・ウッズ体制(以後BW体制)が崩壊し、通貨が金の裏づけを無くしたことが、それ以後のさまざまなバブルの発生・崩壊の原因であること、そしてBW体制が崩壊してからの非公認の通貨体制であるドル本位制がこのままでは維持不可能な状態にあること、等を主にFED、IMF等の資料をもとに詳述しています。 米国の巨大な貿易赤字が、各国の過剰流動性を引き起こし、バブルが発生し、その崩壊により当該国の財政が危機に陥る原因になると主張します。また米国以外の各国は、この米国向けの貿易黒字が経済成長の重要な要素となるがゆえに貿易黒字を米国へのさまざまな投資という形で還流させなければならない仕組みとなってしまった現状を説明します。 彼の主張は、その巨大な米国の貿易赤字それをファイナスするために増大した負債の清算が始まるのは不可避であり、それにともないドルの下落が避けられないというものです。 非常に説得力のある本です。 |