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 ファシリテーター完全教本 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて
ファシリテーター完全教本 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて
 
¥ 2,940
発売日:2005-07-26
日本経済新聞社
オススメ度:
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■  ディランマッケイ的
 議論を進める上で、推察を確認することが重要であることなど、気付かされる点はあります。
 ただ、ちょっとやはり日本でこの方法をそのまま使うことは難しいように思います。感情の表出に関する説明などは、例としてあげられている会話もディランマッケイっぽくて、多分日本の会議ではこそばがられると思います。感情の表出など、日本人はやはり踏み込まれることに強い抵抗があると思います。ルールなどの表面的な事柄よりもその背景にある考え方などに学ぶものがあります。
 

■  他の入門書を読んでから読みましょう
米国で『ファシリテーションのバイブル』と評された書の訳書です。

ファシリテーションの説明から始まり、具体例を盛り込んだ、読み応えのある内容です。

おおまかな項目は以下の通りです。

・ファシリテーションを行う上での基本価値
・基本価値から導かれた基本原則
・実行理論(相互学習モデル)
・ステップ1:(対象とするグループの)現状分析
・ステップ2:(対象とするグループへの)介入

読んでいて気になったのは、以下の点です。

・全体像を把握しにくい(自分で図式化してみましょう)。
・訳がこなれておらず、分かりにくい。
・カタカナの多用(不必要に使い過ぎ)

ファシリテーションってそもそも何?という方は、まず他の入門書を読まれた方が良いと思います。


■  対話のプロセスがわかる
日本で出版されているファシリテーション関連の本とは一風書いている内容が異なる。違ったことを言っているわけではないのだが、対象としている領域が違うのだ。

他書はファシリテーションを行うのに必要な要素を、特に手続き的な部分を中心に網羅的に押さえている一方、本書はファシリテーションにおける「対話」に焦点をあて、どのように対話を効果的なものにしていくかについて書かれている。その点からすると、「アジェンダは?」「誰を参加させる?」「どんなツールを使う?」などには目もくれられていない。

ただ、対話という要素はファシリテーションにおいてもっとも重要なものなので、得られる価値は非常に大きいと考える。対話といっても、推論の仕方からはじまって、発言や態度にどのような感情が隠されているか、という幅広い点について触れられているので、個々の要素だけ見ても参考になる点が多い。

対話への介入の仕方として6ステップある、と紹介されているのはよいのだが、どのような状況の介入の仕方馬鹿丁寧にすべてのステップを踏んでいるので、くどいと感じる部分もある(ステップ自体もかなりくどいが)。ただ、そうした点を差し引いてもファシリテーターを目指す人にとっては参考になることが多い一冊だと思います。

星五つ。


 
 
 
 
  
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