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| | | カルロス・ゴーン経営を語る (日経ビジネス人文庫) |
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経営学の専門書にも引用される充実した内容 |
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| 東大ものづくり経営研究センターの藤本隆宏教授監修 『ものづくり経営学』の参考文献の一冊にこの書籍が引用されていました.それがきっかけで読むことにしました.藤本先生の著書に引用されると云うことは,経営学的な専門分野にも精通した内容と言えなくもない?
と言うことで,この書籍は単なる経済界の成功者の履歴書にとどまらず,経営学的に,特に技術経営を必要とされる業界に於ける過去の成功事例と,そこから得られる経営学的な新たな視点を見出すことができます.単なる雑学の書ではなく,経営学の文献として,必読の一冊と言えるのではないでしょうか? ただ,400ページを超える凄いボリューム,読み切るにはそれなりの精神力が必要ですが,内容がおもしろいのでそれほど苦もなく読み切れるでしょう. |
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まるで名医 |
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| コストカッターと呼ばれるゴーン氏。
やはりコストをカットするとなると無駄な部分をそぎ落とし、そしてその企業にたまった膿を出すためにメスを入れなくてはいけない。
ただ、ゴーン氏はただめったやたらにメスを入れて、膿どころか企業活動に必要な「血」まで出してしまって、その結果企業は出血多量で死ぬ=「倒産する」、というような事をするような経営者ではなく、むしろメスを入れる前になぜその人(日産)にその手術(=改革)が必要なのか、そしてどのような手順で手術を行っていくのか、誰が何をどう改革すればその人がまた健康になれるのか、
これをとても明確にしてから手術を行う名医のような印象を受けました。
そしてミセス・ゴーンであるリタ夫人の著書を読んだ後にこの書籍を読んだのですが、
夫人が「東京では孤独を感じることがあった」といった理由が、今になってようやくわかる気がします。
日産リバイバルプランの実現のためにゴーン氏はそれこそ分刻みのスケジュールをこなされていただろう、と思わせられるほどの忙しさ。夫婦でゆっくりと過ごせる時間もあまりなかったんだろうなぁと思いました。 |
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もっと読みたい、もっとふれたい |
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| 平易な言葉で最高の経営を語れる人、という印象を持ちました。
経営に関する本を興味本位で何冊か読みましたが、どの本も理解不能な語句がたくさん出てきて意味が分からなくなり、「残念だ」「お金がもったいなかったな」で終わっていました。わざと高度な書き方をして、専門書っぽくしてあるような…。
経営という言葉自体がきわめて抽象的な言葉ですが、ゴーン氏は「経営とは要するに、こういうことなのです」と、私のような素人にでも、理解できない語句を一切使わずに説明してくれます。なんとすがすがしい読後感でしょう。
もっとこの人に関する本を読んでみたい、もっとこの人のメッセージにふれてみたい気がします。 |
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