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 経営戦略の論理
経営戦略の論理
 
¥ 1,995
発売日:2003-11
日本経済新聞社
オススメ度:
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■  いい本だけど、学者の限界
著者は日本を代表する経営学者。
でも、日本の経営学者なんて海外じゃあまり通用しませんが。
すばらしい本だと思うが、学者の本であるということを理解して読んでいただきたい。
それ以上を期待されると裏切られます。
後は、知的トレーニングだとか読めばトレーニングされて頭がよくなるみたいな売り方をしていますが、少なくともこの本はそんな本ではありません。
過去の知見を一般化して概念化しているだけですから。

■  事例が豊富で、戦略全般を概観できる
経営戦略の成功例を集めた事例集みたいな感じで、様々な戦略の具体例が述べられており、分かりやすく、経営戦略全体を概観できる。
これだけで戦略論が十分分かるわけではないが、読めば様々な知識が有機的に結びつく。

見えない資源(人・技術など)を強調して、組織設計の重要性をこれでもかと繰り返している点も、既存の戦略本と大きく異なる

■  実際に役立つ理論です
経営理論の解説本を望まれている方には向きません。タイトルに惹かれて手が出そうになりますが後悔することになります。そうではなくて、SWOT分析を使ってみたがしっくりこない、VRIOを使っても全体がみえてこない...と、リアル世界の分析に悩んでいる方にぴったりの本だと思います。戦略的意志決定の奥底にある「論理」の存在を意識させてくれます。

■  誉める人あればけなす人ありですが・・
私自身はこの本を読んで、物事を整理するとはこういうことか、という強烈な感動を覚えました。初版本はポーターの「競争の戦略」より前に書かれているということを考えても、間違いなく、RBVの古典として世界に誇れる良書です。
後講釈だろ、という批判をしている方も見えますが、そもそも社会科学の理論で「○○すれば、××になる」という「How toの結論」を求める姿勢の方は、死ぬまで本を読み続けても満足する答えは得られません。数理的に分析できそうな金融工学等の経済学分野でさえ、実社会では必ずしも理屈通り機能しません。無数の「専門家」が数々の理論で経済動向を論じていますが、結果は・・・。
企業の経営戦略を考えるにあたり、全体像を俯瞰するフレームワーク・指針としての「見えざる資産」や「オーバーエクステンション」「戦略的適合」という概念は、論理的思考に大いに役立つはずです。
本書の良否は、実際に自分で読んだ上で判断されることをオススメします。

 
 
 
 
  
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