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新製品開発マネジメント―会社を変革する戦略と実行 
製品開発力と事業構想力 (Harvard Business Review Anthology) 
図解でわかる商品開発マーケティング―小ヒット&ロングセラー商品を生み出すマーケティング・ノウハウ (Series Marketing) 
技術マネジメント入門 (日経文庫) 
MOT“技術経営”入門 (マネジメント・テキスト) 

 
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 製品開発の知識 (日経文庫)
製品開発の知識 (日経文庫)
 
¥ 903
発売日:2002-09
日本経済新聞社
オススメ度:
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■  タイトルだけで本を買うと…
届いたとたんに「あちゃー」と思ってしまう本がある。
横文字の羅列と4つ5つのパラグラフがごちゃまぜになった文章は実に読みにくい。

あなたが将来学者になるつもりならばおおいに参考になるだろう。実務、特に新製品を開発する、と言う目的には沿わない。

まえがきから。「米国のビジネススクールにさえ、製品開発を必須の科目として教えているところはほとんどありません」
その理由として、製品開発の複雑性を挙げ、知識体系がないからだとする。この時点ですでに外している。

ものづくりの神様、西堀栄三郎氏は、「西堀流新製品開発−忍術もええで」の冒頭で次のように書いている。
「新製品開発そのものの持っていき具合は、決して普遍妥当性のある科学的なものではない」
つまり、製品開発は学校で教えられるような知識=学問ではないのである。

著者は製品開発に携わった経験がないのだろう。マツダにいたらしいが、逆算すれば5年程度。開発組織全体に言及できるほどの経験はない。
このことは、三次元CADに関して述べた部分でもわかる。設計者の作った三次元モデルは、そのままNCのための数値データに置き換えられない。機械設計者の間では常識である。
本書は、ビジネススクールで教えられる程度の知識で出来ているのだろう。

組織論なら、カルロス・ゴーン氏の「ルネサンス」の方がよりためになる。氏は、フランス国立理工科学校の出身。経営手腕は全て現場で磨かれたものである。
前出の西堀氏の著著にも、組織に関して言及した部分がいくつかある。本書が5ページを裂いて説明しているプロジェクト組織の権限について1ページで簡潔に説明してあるので、この点でも西堀博士の本の方が優れている。


■  基本的知識の習得に最適
製品開発という領域に無縁の人たちにとって、本書はその基本的知識を体系的に習得するための最適の書といえると思います。と同時に、製造業を営む企業が持続的な成長のためにいかに複雑なマネジメントに挑んでいるかが理解できます。
一言で「製品開発」といっても、その製品や対象となる技術・市場、あるいは企業間関係など様々な要因によってあるべきマネジメント手法も異なるということを痛感します。

■  やっと見つけました
開発業務を初めて担当したものの考え方のフレームワークもわからない中、参考となるものを探していました。この本は新書ですが考えさせられる要点を押さえるだけ押さえた本だと思います。「新製品を生み出すのじゃ〜」とボスから吼えられる毎日はさておき、基本をきちんと捉え直す機会を得ることができました。

■  ありそうでなかった良書
 本書は、製品開発について非常にわかりやすく説明したテキストである。製品開発論は、近年の経営学において精力的に研究が蓄積された分野であるが、これまで手頃な入門書に欠けている感があった。本書はそのようなニーズを満たす最初の邦書になるかもしれない。
 より具体的には、次のような評価ポイントが挙げられる。
 一つめは、さまざまな既存議論が体系的に整理されている点である。製品開発は、もともと学際的な経営学の中でもとくに学際性の強い分野である。そのためその知識を体系的に整理するのはなかなか容易ではないが、本書はそれをうまくクリアしている。
 二つめは、製品開発に関する考え方や視点が重視されていることである。ややもすれば、具体例の羅列やヒット商品の開発秘話といったジャーナリスティックな記述に終始しがちな製品開発であるが、本書ではそうした個別事例の背後にあるロジックが強調されており、複雑な問題について考えるのに適している。
 三つめは、記述に首尾一貫性があることである。広範な知識をカバーするために共著形式がとられるテキストが多いが、その代償として、全体像が見えにくくなりがちである。しかし本書は一人の著者によって書かれているため、話の流れが非常につかみやすい。
 四つめは、読者の理解を促すような図が随所に用いられている点である。著者は前著でもみられたように、コンセプチャルな図式化に非常に長けている。
 惜しむらくは、技術的複雑性の高い製品に比べて、市場ニーズの複雑性が高い製品に関する議論が少ない点である。また近年では、物理的な製品そのものだけでなく、サービスとの組み合わせが重視されてきているが、その点についての記述も欲しいところである。しかし紙面の都合を考えれば、これらは諾うことだといえるだろう。

 
 
 
 
  
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