| ミニチュア作家、大野幸子さんの作品と、その作品の作り方を写真入りで紹介した一冊。「ごちそうの本」の名にふさわしく、掲載内容も非常に充実、さまざまなごちそうに出会えます。勿論、掲載された作品の全てが解説付きで、食品の他にも、食器、小物などの作り方もあるので、これ一冊があれば、初心者でも立派なミニチュア作品が作れます。また、純粋に作品を目から楽しむ事も出来、芸術作品集としてもお薦め出来ます。 ただ、少し細かい事を言うならば、あくまで、大野幸子さんがこの作品をこのように作りました、と写真入りで紹介しているだけの印象もあり、初心者向けには、まだちょっと解説が足りない部分が多く感じます。また、中には、掲載されているもの(材料や道具)と全く同じものを使用しないと作れないものもあるように思います。 例えば、使用した材料や道具の説明にしても、それは本来何に使用されるものなのか、何処に行けば手に入るのか、無かった場合に代用となるものは何なのか、正式名は何なのか、値段は幾らぐらいするものなのか、などの説明が足りず、実際、初心者のわたしは、その材料や道具を何処で手に入れるのかがわからなかったり、固定のメーカーの商品名を指していたりする為、そのもの自体の正式名がわからず、そのメーカー以外のものを探すのに苦労したりしました。「○○はホームセンターで、××は造形専門店で、△△は画材専門店で入手出来ます。」「○○がなかったら××で代用出来ます。」などの記載があると良いと思います。もしくは、通信販売を紹介してくれるだけでも、読み手としては助かります。 ハウツー本としてはあと一歩かな?とも思いますが、それを抜きにしても、充分な一冊です。目で味わうごちそうを、皆さんも是非。 |