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『スーパードライ』 真の生みの親のお話 |
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| アサヒスーパードライが、どのような仮説を元に生まれてきたのかというアイディア披露としての側面。大企業ゆえの泥臭い人間ドラマという側面。どちらもリアリティーがあり興味深かった。
前者では、「クリアな味」を具体的な味にどう落とし込むのか。どう、人に表現するのか。感性を落とし込もうと奔走する姿が目に浮かんだ。結局、データから顧客が「クリアな味」を求めていると推測できても、それって何?という本質的な部分を解決するのは、たった一人の優秀なリーダーが必要だということだと感じた。
後者では、また社内政治というものをまじまじと見せられた。多少、怨み節が強すぎるのではと感じられる部分もあるが、会長から次期社長にと押されたにもかかわらず負けたという部分には同情させられる。ただ、著者の周りの高圧的な意見をものともせずに我を通して商品を世に出してきた姿はまさにプロジェクトX的で絵になるなと感じられた。
ひとつの商品に詰まった思いというのを感じられる実に良い本ではないだろうか。 |
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ドライ戦争の内幕 |
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| 世にある競争戦略論のケーススタディにはアサヒがいかにして、キリンに追いつき、そして抜き去ったかということがまことしやかに書かれている場合が多いのですが、実際にはキレイごとばかりでなく、それこそ泥臭い人間ドラマがあるのだとわからせてくれる1冊。
筆者の組織内での浮き沈みが淡々と書かれていますが(ワタシにはそう受け取れる)、どれほど怒髪天を突く思いをされたか…。
ビール各社の販売実績が当時のメモのまま箇条書きにされて、本文の中に挿入されているところが出てきますが、その部分が競争のリアルさを増して感じられます。
日刊工業新聞社からでているのが不思議(失礼ながら)な1冊。ほかのビジネス書を発行している出版社が飛び付くネタなのに。 |
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Best of ビジネス書 |
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| スーパードライを発案・推進し、社長賞を受賞したアサヒビール元マーケティング部長の一代記。
自らの努力、周りのサポート、時の運などが一体となって始めて成し遂げられたスーパードライの大成功。
松井さんの行動力には、同じサラリーマンとしてとても勇気付けられ、読んでいて熱くなった。
また、自分の思いを、大企業という組織の中で阻まれながらも、実現に結び付けていった方法論は、とても具体的で参考になる。大企業という組織の中で、卓越した成果をあげることがいかに難しいことかがよく分かる。
ビジネス書は、経営者の視点から書かれたものが多いが、一般社員の視点で書かれているため、とても参考になる。このようなジャンルの本をもっとたくさん出して欲しい。 |
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マーケティングがノンフィクションになるとこうなるのか |
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| この本はアサヒスーパードライをNo1ビールに作り上げた男が書く、実践マーケティングの本です。 この本を読むと、スーパードライは味が優れていたから(もちろんその要素もありますが)No1になったわけではなく、緻密なマーケティング戦略が根底にあり、消費者のイメージ、概念をコントロールしたことによってNo1になった、と言うことがよくわかります。はっきり言って味的には感心しないスーパードライがなぜあれほどまでに大衆の支持を受けているのか、大変不思議でしたが本書を読み、「なるほど、そういうことか」と膝を打ちました。 ものが売れるためには、商品やサービスの質だけではなく、「どのように売るか」、「どのように伝えるか」、そして「どのように誘導するか」といったマーケティング戦略が絶対的に必要になることがよく理解出来ました。 |