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 追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた
追われ者―こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた
 
¥ 1,575
発売日:2002-04
東洋経済新報社
オススメ度:
 


 


■  ベンチャーの実情
世の中に、ベンチャーの成功事例の本はたくさんあるが
表題から既にマイナスイメージを押し出している本は少ないのではないかと思う
この本から様々なことを学び取ることができる
人を見る目、人物の技術や肩書きではなく本質を見ること
ビジョンと信念をどんな状況になってもまげないこと
困難な状況でもぐっと耐え抜くこと
組織の中においては同じベクトルの人だけを集めるべきであること

会社はのっとられてしまったが、筆者は最後まで真っ直ぐな責任感を持っていることが伺えた
だからこそ、胸を張って次へ進み、他人のためにと出版できたのだろう

■  ITバブルの裏側では・・・
 2000年、著者の松島庸氏は26歳の若さで上場企業「クレイフィッシュ」の社長となった。ところが、この栄光は長くは続かなかった。翌年には大株主光通信によって社長の座を追われ、さらには一連の光通信スキャンダルに巻き込まれ、追放されるまでを自身の手で綴ってある。ネットバブルもすっかり過去のものとなってしまった今、巨額の金をめぐる波瀾万丈のビジネスストーリーとして楽しめる。

 松島氏はクレイフィッシュの内部分裂を率直に書き下ろしている。加えて、クレイフィッシュの元取締役、光通信の役員クラスを実名で登場させ暴露話に近い感じだ。2004年5月に「カネボウ化粧品」の会長兼CEOに就任し、元光通信副社長の余語邦彦氏についても触れられている。

 皮肉なことに、そうした名指しの批判から、松島氏がなぜクレイフィッシュから追われることになったかよく分かるのだが。

 「ビジネスで競争することはサッカーと同じで、同じルールでプレーしていると思っていた。でも、機関銃でプレーヤーを殺すような相手もビジネスの世界ではピッチに立ってしまう」日本のITビジネスはここから始まったといっても過言ではないだろう。


 
 
 
 
  
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