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 節約国家のすすめ―耐乏の後に繁栄あり
節約国家のすすめ―耐乏の後に繁栄あり
 
¥ 1,575
発売日:2001-03
東洋経済新報社
オススメ度:
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■  そっくりそのまま、のしをつけてお返しする
まず、日本の経済不振の原因の一つに「銀行の不良債権」があることはもはや間違えようがない。

そして、この人の専門は国家財政論らしいことは認めるし、その件についてとやかくいうつもりはない。しかし、自分の銀行の都合の悪いことに対して一言も発言せず、国家財政が諸悪の根源のような言い方をするのはやめにして欲しい。それでは全く説得力がないですよ。


■  あるエコノミストの叫び
“どうしようもなく進んだ病気は、どうしようもない荒療治によって治されるか、全く治らないかである。”

「ハムレット」中のこの台詞が思い浮かぶほど著者が日本経済に出す処方箋は厳しい。ただ著者が提唱する治療法、例えば消費税率の40%への引き上げを荒唐無稽と一蹴することは簡単であるが、そういう「常識的な」妥協的姿勢が現状をつくりだし、しかも今後死へと至らせる態度であることを正しく認識しなくてはならないのではないか。財政、金融、国際収支、為替動向等に対する著者の卓抜した見識もさることながら、全体にただよう悲壮感とその背後に見え隠れする諦念がまた、事態の深刻さを雄弁に語る。


 
 
 
 
  
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