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経済統計の活用と論点 

  
 
 経済学とファイナンス
経済学とファイナンス
 
¥ 4,200
発売日:2004-07
東洋経済新報社
オススメ度:
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■  著名人によって書かれた第2版だが・・・
著名な学者4人によって書かれた教科書の第2版。始めにマクロ、次いで金融論、最後に国際金融論という流れで学べるようになっている。それぞれの章の執筆者は信頼の置ける方々なのだが、4人の意思伝達がなされていないように感じる。例えば、用語の定義が章によって若干異なっていたり、新しい語句を説明なしに使ってしばらくしてから定義が出てきたり、新しい議論がフォローされていなかったりしている。さらに、各著者が他の出版社から出している教科書と内容がほぼ同じ箇所がいくつもあるため(例えば本書265頁と『現代ファイナンス』(有斐閣)25頁や、本書440頁と『ゼミナール国際金融入門』(日本経済新聞社)437頁など)、この教科書の独自色は初版と比べて薄くなってしまったが、1冊で様々なトピックを学べるという点ではお買い得かもしれない。役に立つと評判の教科書だが、自習書としては向いておらず、教員の下で補足してもらいながら習う方が良いと思う。

■  小気味のよい総括
ファイナンスという切り口からの経済学の総括。ファイナンス(証券
分析等)に関心が薄い読者にはすすめられないが、経済学を一応
学んだ人、証券アナリスト等金融方面を志す人にはすすめたい。
経済理論とファイナンス理論をかなりコンパクトにまとめている。
特に生産関数や需要関数を単純な関数表現で処理するところは
小気味よい。証券アナリスト受験用テキストだけにしておくのは
もったいない。

■  脱初級者に向けて
この本を最初に読むとまず経済学はわからないまま嫌になって終わるでしょう。かなり敷居は高いです。どちらかというと伊藤マクロや中谷マクロを読んだ後で読むと効果的だと思われます。しかしながら、このレベルでの和書が非常に少ない気がしていましたので、そういう点でこの本の登場はありがたいです。ゼロからスタートして基礎テキストを一冊はクリアした。いざ白書分析とかマクロ経済分析を行ってみようと思ってもよくわからない、そんなあなたにはぴったりの一冊となるかもしれません。アナリスト試験を受けるためのみに購入を検討という方でしたら、過去問で知りたい言葉を調べるくらいしか使い道はないと思われますので、経済学辞典を購入される方がいいかもしれませんが。。。

■  基本テキスト・初級書とは言い難いと思います
はしがきに、「基本テキスト」「初級書」と書かれ、事実、証券アナリスト試験のテキストであるとのこと。しかし、全くの初心者、これから経済学や金融、企業財務の勉強を始めようとする初心者が、本書で学ぼうと思っても、歯が立たないのではないか、と思います。

本書は約600ページの大作ですが、内容は、マクロ、金融(企業財務)、国際経済学の3本立て。例えばマクロは230ページが割かれていますが、定番中谷マクロの500ページの半分未満なわけです。

で、初心者に基本を懇切丁寧に説くという前提ではないようでして、一方で中谷マクロの終盤で論じられているような今日的(こんにちてき)トピックスが本書(「経済学とファイナンス」)のマクロ編で論じられていたりしています。

マクロ、金融、国際経済の基本を既に学んだ人が、これら3分野の密接な関係を学びつつ、かつ、2004年現在の課題・問題・トピックスを認識する、といった使い方に適しているのだと思います。

また、経済・ファンナンスの日本語専門用語を、脚注で英語表記をしていて、なかなかありがたいと思っております。


 
 
 
 
  
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