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| | | 「悪魔のサイクル」へ挑む |
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目前に迫った人類滅亡、学者の間にも本書の波紋が広がる |
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| 最近では、温暖化の影響が多くの人に体感できるようになり、人類は滅亡するかもしれないと考える人が増えているようだが、その人類滅亡の具体的なシナリオを提示したのが本書である。大気成分の変化による急激な窒息死、それが著者から提示されてはや12年がたつ。自分の慣れ親しんだ生活を続けるために不利な情報に人間は耳を傾けないという心理学の定理があるが、そうした警鐘が無視され続け、さらに悪いことに大言壮語だと批判されもしたのだろう。しかし多くの批判にもかかわらず、著者の理論は、様々な根拠に裏打ちされて実証的になってきており、客観化されて明示されたという。台風の巨大化、12年前には誰も信じなかったが、今日ではどうだろうか。その著者が、近い将来、取り返しのつかない破滅的危機が温暖化によってもたらされると科学的に指摘している。台風の巨大化など、その悪魔のシナリオの序曲にすぎなかった。慣れ親しんだ観念や価値観、生活スタイルを変えられないのであれば、残念ながら命を落としてしまうということだろう。 |
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地球温暖化というテロリズムに人類は勝てるのか? |
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| 化石燃料の大量消費がもたらした大気中のCO2濃度の急上昇とそれによる地球温暖化は、テロリズムの比ではない。西澤・上野両博士は、最新の科学研究の成果から、人類に迫る真の危機、すなわち、映画『デイ・アフター・トゥモロー』で描かれたような突然の氷河期襲来か、人類を窒息死へ追い込む大気の変質が近未来に現実化すると警告している。特に、CO2濃度の上昇と温暖化は、それぞれが因となり果となって高進すること、そして何より重大なことは、この過程を「前倒し」に加速する仕組み、つまり温暖化によるメタンハイドレートの大崩壊で一挙にCO2濃度が高まる「悪魔のサイクル」の存在を示唆している。本書では、ノーCO2の人工生態系構築と環境創造哲学の確立による人間社会の方向転換についての論議と指針を提示している。 |
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