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| | | 幽霊射手 (創元推理文庫―カー短編全集 (118‐20)) |
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不可能犯罪の巨匠の短編集 |
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| 「不可能犯罪の巨匠」ディクスン・カーの短編集。
アンリ・バンコランもの四編を含む短編五編と、ラジオドラマ用の脚本四編を収録。
読んでみて、カーは雰囲気づくりがうまいなあと再確認。短編五編は、その舞台が屋敷の一室だったり走る列車の中だったりとさまざまなのですが、どれも暗くおどろおどろしい雰囲気は共通、ジワジワと忍び寄ってくる恐怖が上手に醸しだされています。
ラジオドラマ脚本のほうは、放送の時間制限があったためでしょう、どれもそれほど長いものではありませんが、その中に人間消失等の不可能犯罪とそのトリックが小粒ながらも上手に効果的に使われていて、これなら放送当時に聴いていた人も楽しめたのでは。テレビの二時間枠のサスペンスドラマよりおもしろいことは確かです。
不満なことがひとつ。解説によると、アメリカで出版された原書を、本書と『黒い塔の恐怖』の二冊に分けて出版したらしく、本書のほうには作品の原題が出ていない。原題は『黒い塔の恐怖』のほうを参照とのこと。二冊に分けるのは別にかまわないのですが、せめてこちらにも原題をいれてほしかったです。 |
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