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| | | 帽子収集狂事件 (創元推理文庫 118-4) |
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謎がクロスする面白さ〜正統派の代表作 |
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| 本作を読んだのは30年以上前。当時、創元からはカーの作品は本書1作しか出ていなかった(と思う)。という訳で私にとっては初めてのカー体験であり、思い出深い作品。狂言回しを努める記者が追う「帽子収集狂」の事件と、ロンドン塔を舞台にした不可能犯罪がクロスして中々楽しめた。
後になって考えた事だが、本作はカー本来の作風から見ればむしろ異色と言え、過剰なオカルティズムが無く、不可能犯罪もさりげなく(しかも巧妙に)描かれるので読み易い作品と言える。本来であればロンドン塔の場面はもっとドロドロと、それこそ亡霊でも出しそうなところだが...。30年前、冬のロンドン塔を訪ずれた事があるが、雪の白と塔自身の白(灰色に近い)が重なり合い、荘厳な感じがした。塔の中も見物でき、往時の牢獄の様子等も見られた。オカルティックな雰囲気は感じられなかったが...。
本作はオカルティズムに頼らず、ストーリー構成の巧さで読者を惹き付け、更に不可能犯罪を盛り込むという本格派ミステリの傑作。 |
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これが楽しく読めれば本物 |
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| ミステリー黄金期の傑作のひとつ。当時の水準では傑作かもしれないが。今読むには、展開の単調さがキビシイ。 犯行現場にいるはずのない人物が犯人という不可能犯罪を解決できるのか。ということなのだけど、読み終わってしばらくしてから、そういうことだと分かる。読んでるときには、そうとわからないので、何を解決しようとしているのかよく分からないんだよね。 ただ逆にそれがわかってしまうと犯人がばれちゃうし。意外な犯人!ってことなんでしょう。この本が楽しく読めれば、たいていの本格推理とよばれる作品は、最後まで読めます。 |
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まさしく乱歩好みの一品 |
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| 熱狂的カーマニアであったことで有名な江戸川乱歩が 有名なカー問答で第一位に選んだ作品。熟達した推理小説作家が唸るような ちょっとした隙をついた不可能犯罪 いかにも江戸川乱歩が“やられた!”と言って 悔しがりそうなトリックが使われています しかも、蔵書家の乱歩が好きそうなポーの未発表原稿が サイドストーリとしてちりばめられており、 それが最後に有機的に結びついてエンディングを迎える様は 乱歩が一位に押すのが納得できる内容です |
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