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| | | エラリー・クイーンの冒険 (創元推理文庫 104-15) |
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王道を行く傑作短編集 |
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| クィーンは長編だけでなく、短編でもその力量を発揮する。本作は姉妹編の「新冒険」と並んで短編ミステリの王道を行く作品。
「アメリカ旅商人の冒険」は構成が巧みで犯人の意外性が光る力作。「一ペニィ黒切手の冒険」は特定切手の連続盗難を扱って、「ああっ、あの手か」と思わせておいて...。「見えない恋人の冒険」は不可能犯罪風事件を扱った、クィーンとしては珍しい作品。「双頭の犬の冒険」は「バスカヴィール家の犬」の雰囲気を意識したマニア好みの作品。オドロオドロしい雰囲気と真相の落差が心地良い。「ガラスの丸天井付き時計の冒険」は得意のダイイング・メッセージもの。苦闘するクィーン警視を尻目に、「今までに最も簡単に解決した事件」と言い放つエラリーはちょっと大人気ない。「****」を知っている方はエラリーと同じ推理が出来る。本来は傑作「キ印ぞろいのお茶の会の冒険」も入っているのだが、「世界短編傑作集」の方に収録されているので、本版では未収録。
謎解きに情熱を燃やすクィーンの作風が短編に合っているようだ。短編ミステリのお手本とも言える作品を収録した傑作短編集。 |
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ハリー・ポッターの名前はここから? |
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| 国名シリーズとX・Y・Zが有名なクイーンですが、短編もいいです。さすがという面白さ。でも一番びっくりしたのはこの中の「七匹の黒猫の冒険」のなかに出てくる犯人が「ハリー・ポッター」だったこと。あの有名シリーズの主人公ってもしかしてここからきているのか??? |
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奇をてらわない奇抜さ |
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| 通勤電車の中でも読み終えられる分量の短編が全10編、いずれも冒頭の不思議な犯罪、複数の容疑者そして意外な犯人と、推理小説のエッセンスがコンパクトにまとめられており、用いられるトリックにも無理がないのと同時に十分に独創的。奇をてらった怪奇趣味や複雑な人物造形に力を入れすぎる昨今のミステリに比べると驚くほどシンプルだが、それがかえって味わいぶかい。エラリー・クイーンはそのきら星のような長編で十分すぎるほど有名だが、ミステリのお手本のようなこの短編集も必読の価値あり。 |
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