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Yの悲劇 (創元推理文庫 104-2) 
Zの悲劇 (創元推理文庫) 
レーン最後の事件 (創元推理文庫 104-4) 
僧正殺人事件 (創元推理文庫) 
オランダ靴の謎 (創元推理文庫 (104-7)) 

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 Xの悲劇 (創元推理文庫)
Xの悲劇 (創元推理文庫)
 
¥ 756
発売日:1970-10
東京創元社
オススメ度:
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■  傑作です
傑作として異様に評価の高い「Yの悲劇」より、こっちの方が100倍傑作だと思う。初読の際、手がかりが出ていると思われる部分に赤線を引きながら読んだのに、僕も一番重要な手がかりを見逃してしまいました。解決編で、「あ、そういえば書いてあった」という感じ。やられましたね。

■  推理小説の王道
翻訳ものというのは いつもどこか文章に少なからず違和感があったが、この本は全くそれを感じさせないくらい文章が上手。
ゆっくり読んだのに、解決に結びつける鍵を見落としていた。
後からの謎解きで、ここも あそこもと次々 鍵が出てきていたことに気づいた。w
とにかく理論立てて、推理するドルリーレーンの言葉には、最後の最後まで楽しませていただきました。

■  Yの悲劇に劣らぬ本格ミステリの傑作
クィーンの代表作と言うと「Yの悲劇」がよく挙げられる(しばしば海外ミステリのベスト1に選ばれる)が、本作はそれに劣らぬ本格ミステリの傑作である。派手な事件が起こる訳ではないが、小刻みな事件・謎の積み重ね、次第に明らかになる過去の恩讐に起因する事件の全貌、巧みに散りばめられた伏線と真相のカギ。そして何と言っても鮮やかなのは、「X」の意味が最後の1行で明かされるという凝った趣向。ダイイング・メッセージの趣向を大々的に取り入れたのは本作が初めてではないか。このように全体の構成が非常に良くできていて、パズラー好きには堪らない作品である。探偵役の元シェークスピア俳優ドルリー・レーンは作品に重厚味を与えているが、彼について詳細を語るには「レーン最後の事件」を待たねばなるまい。

■  非常に巧く構成された犯罪パズル小説
アメリカではしばしばエラリー・クイーンの最高傑作と賞されるこの作品、実際読んでみて出来の良さに感心しました。舞台設定、登場人物、(文章上の)手掛かりの隠し方などとても興味深く、現実離れした物語なのに妙に説得力があります。意外な犯人や巧妙な殺害手口が無い(私にとっては)にもかかわらず、それを補うだけの魅力も他にたっぷりあると思います。難を言えば、推理の過程に多少納得出来ない部分があり(結局解答無しという疑問さえある)Drury Laneはちょっとやり過ぎの観もあるけれど、それでも充分楽しめるし良質の犯罪パズル小説を読んでいる手応えを多分に感じさせる作品です。

 
 
 
 
  
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