|
|---|
| ■  |
ぞくぞくするような色気 |
|
|---|
| グリム童話の本質について的を射ているような作品。
グリム童話って日本でいう「遠野物語」だと本作を読んで再確認!
作品によっては腰の据わりの悪いものがあるが、これが妖しさ全開で色気を放っています。
近年の諸星先生の作品は素晴らしい。
達観されているのかいな?
昔の作品を読み返したくなりました。 |
|
|---|
| ■  |
2冊もの、グリムのような物語の1冊です。 |
|
|---|
| (グリム童話)の名作、皆が知っているお話ばかりを題材にして、先生ならではの完全オリジナル作品に仕上げた作品が満載なマンガ本です、(狼と7匹の子ヤギ)や(白雪姫)や(ラプンツェル)などを未来色やホラー色満載で更に魅力的な現代風の作品に仕上げているなど流石の一言です、同じシリーズ本(トゥルーデおばさん)もお勧めです。 |
|
|---|
| ■  |
グリムを題材にした諸星ワールド |
|
|---|
| グリム童話から題材を選び、諸星大二郎流に味付けした短編集です。読者にはおなじみのとぼけた味わいの諸星ワールドは健在です。巻末には、作者自身による解説と自作解題が収録されています。 |
|
|---|
| ■  |
作品に出来不出来があるのは仕方ない。諸星ワールドに触れることが重要! |
|
|---|
| 周知のように、諸星先生のグリム翻案集はすでに『トゥルーデおばさん』が06年2月に出ています。そちらは朝日ソノラマ『ネムキ』誌に断続的に掲載されたもので、「Gの日記」が02年4月号初出で最初。04年3作、05年4作でした。
対して本書の所収作品は東京創元社『ミステリーズ!』誌に連載されたもの。最も早い「七匹の子やぎ」は03年6月号(vol.1)の初出です。ただ3か月毎の発行だったvol.5までは毎号連載でしたが、隔月刊に転じて後は隔号ペースだったようです。いずれにせよ、『トゥルーデ』の諸作とほぼ並行して描かれたわけです。
ただ、作品の印象は微妙に違います。『トゥルーデ』の諸作はグリムの枠を尊重しつつ別の「読み」を提起するという風情で、全般に端正な結構を持っていた記憶があります。対して本書は、やはり諸星先生に掲載誌のコンセプトに合わせようという意識が働いたのか、グリムとの距離はより遠くなっていると思います。
それでも最初の4作は『トゥルーデ』の味わいに近く、緊張度もあったのですが、5作目の「小ねずみと小鳥と焼きソーセージ」で早くも煮詰まったらしく、私には投げやりさも感じられました。「ラプンツェル」で盛り返そうとしたものの果たせず、「コルベス様」「めんどりはなぜ死んだか」はズブズブ。再起を賭けた「カラバ侯爵」に至っては、これペローですよ! この間の諸星先生の心情は、描下ろし「金の鍵」とその解題から窺えます。
なんか批判じみたことを書きましたが、それでも本書は面白いです。諸星先生の作品を読めるのは、私の喜びです。嘘じゃないですよ! |
|
|---|
| ■  |
換骨奪胎あり、SF仕立てあり、妙味妙趣の諸星グリム |
|
|---|
| とにかく、絵柄が不気味な話にもってこいなんだよね、この人は。それでいて滑稽味もあり、ペーソスあり。古めかしい童話タッチだったり、「童夢」風だったり、色んな角度から楽しめる絵柄だ。デフォルメされた内容は、手塚治虫の「火の鳥」のあるシーンを連想させたり、芥川龍之介の「藪の中」のリメイク風だったり、メルヘン風味に味付けされたどぎつい残虐さが、何ともいえない雰囲気を醸し出している。
リアルタイムで30年近く読んできても、良くも悪くも絵柄の変わらない人で、心理学的にも歴史学的にも分析したら楽しいだろうなあという世界。思いの外単純な線で描かれた中に、奥深い諸星ワールドの底なし沼の魅力に、あなたも取り付かれることだろう。 |