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メメント・モリ―死を想え 
東京漂流 
名前のない花 
なにも願わない手を合わせる (文春文庫) 
映し世のうしろ姿 

  
 
 日本浄土
日本浄土
 
¥ 1,785
発売日:2008-07-29
東京書籍
オススメ度:
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■  初めて手にしたが、後悔はない
 藤原氏の作品を手にとったのは初めてだ。書店で目にして、つい、という感じ。
 長年のファンの方には見るに耐えない作品のようだが、初めてだと、割といける。私自身は本を読んで泣くタイプではないので、少々感傷的過ぎるかなーとも思うが、この程度の「昔はよかった」は許されるのでは?もっと悪質な、危険すら感じる「昔に帰ろう」が巷には満ちあふれている。
 今までの作品を知らず、表紙を見て気になった方は、買っても損はないと思う。

■  名もなき街の名もなき日本の風景。
世界を歩き続けてきた藤原新也が描いた、日本の名もなき街の名もなき人間や風景の描写。

情報化社会のなかで、均一化、効率優先の時の刻みとともに、失われつつある風景や文化、そして人と人の出会いを彼独特の視点で描いている。 怒り、悲しみ、喜びなどの感情を超えた、彼独自の描写に感嘆。

日々の生活、人生の大事を考えさせられました。

■  バージョンアップされたメメント・モリ
この作品はかつての、「唾」か「花」かという両極でのせめぎあいから紡ぎだされた作品と違い、新たな視点を獲得したように感じる。かつての土門拳のように。
個人的には「渋谷」の延長にある作品ではないかと思った。
ユーモアもあるし文章もところどころくだけていて親しみやすい。
自分自身、読み終わってからビックリしたのは、やたらと読後感がいいのだ。
これは今までの藤原作品にはない新境地だと思う。

カラーは白、だからだろう。

 
 
 
 
  
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