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 コールハースは語る
コールハースは語る
 
¥ 1,785
発売日:2008-10
筑摩書房
オススメ度:
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■  <反>建築的思惟の現在
哲学に対して<反>哲学的思惟をもって、<近代>の思惟の特徴を考察しようとしたのがミシェル・フーコーならば、レム・コールハースは、まさに<反>建築的思惟で建築を実行する。それはマンハッタンの摩天楼の歴史を斬新な史料読解で解釈した剋目すべき著書「錯乱のニューヨーク」の神話で既に実証されているとはいえ、彼の著書が注目を浴びるのは、建築作品自体のコンセプトがたえず反目・対立関係の中で並行して進行してゆく悪夢が現実にあるからに他ならない(p.24)。常人ならばとっくに狂人か廃人になっていよう。既成概念を徹底に破壊しながら、基本構造で辛うじて存在しうるような空間でありながら、反作用を利用した柔軟で単純な構成が物理的に強化される、この計算されつくしたかのような危うさが彼の魅力かもしれない。その力学を判りやすく語ったのが本書である。凡庸な見方を破壊し続けることが彼の知的源泉なのであろう。実行力を行使できる構造主義者なのであり、フーコーとは同類の思想家と云えよう。ちょっと読み足りない感じがするのが、惜しい。


■  建築の射程
建築の射程を広げる建築家、レム・コールハースと美術キュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリストによる対談集。

多岐にわたるテーマについて語られており、レムの興味対象の広さを感じることができる。

OMAという設計事務所以外に、AMOという建築以外に焦点を合わせるシンクタンクを設立して活動する姿勢からも、その活動範囲の広さを覗うことができる。

レムはAMOの設立理由について、以下のように語っている。

「世界のあらゆるものが高速に変化しているのに、建築でそれをとらえることはできないので、建築以外の職能やアプローチが必要」

 
 
 
 
  
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