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 パンツの面目ふんどしの沽券
パンツの面目ふんどしの沽券
 
¥ 1,680
発売日:2005-06-24
筑摩書房
オススメ度:
通常24時間以内に発送
 


 


■  常識って当たり前じゃない!
パンツやふんどしの歴史や地域での扱われ方の違いから、文化や感じ方の違いが見えてくる!
友達同士で、お風呂のタオルの使い方や歯磨き粉の使い方など…
話してみたことはありませんか?私は、同じ日本人同士でも意外と違っていて面白かった
と記憶しています。そんな何気なくて、でも普段は見られない下着事情を覗き見ることが出来ます。
しかも自分が常識だと思っていたことに、たいして歴史がなかったり、よく調べてみると
違った理由や利用方法があるのに、自分の行為だけを当然!!と思っていたことに気付かされます。
自分と違った何かに出会ったとき。とっさに否定してしまうことがあるけれど、
じっくり見つめて、しっかり聞いてみると文化や気候、歴史の違いを楽しむことができるんだ!
私にとって、好奇心という言葉をまた一つ豊かにしてくれた一冊でした。

■  興味津々、秘められた好奇心
文化人類学者の真面目で小難しい理屈っぽい本ではなく、一般の人が感じる素朴な疑問に応えてくれたり、眼からうろこのさまざまな知識を与えてくれる一冊です。
昔の人は「お月様」の時どうしていたのかな?という疑問を長年持っていたものの調べ方もわからないし、誰にも聞けなかったのですがこの本で謎がとけました。

あとがきを見て、米原さんが自分に残された時間が少ないのを知っていたことがわかりました。そんな中でまさしく最後のテーマとして取り組んだのがパンツであったり、ジョークであったり、
米原さんらしいな、と思います。

■  浅瀬で遊ぶのもまたよし
PR誌「ちくま」連載中から単行本化を楽しみにしていた本です。個人的にこうしたトリビアな知識をまじめに論じるエッセイが好きで、この本にもいろいろな収穫がありました。ただ、毎月の展開を楽しみにちょこちょこ読むにはよかったけれど、こうしてまとまったものを読んでみると、著者自らがあとがきでも言い訳をしているように、「大海に乗り出していくものの、燃料も航海技術も足らないことが判明して、浅瀬でぱしゃぱしゃと水を掻いただけで引き返してくる」という印象は否めないでしょう。
でも、米原さんが興味・関心の赴くままに資料を集めひもとく過程をみせてもらうのはやはりおもしろい! 得意のロシアにとどまらずヨーロッパ、聖書や日本古典まであたってパンツやふんどしの世界の奥深さを垣間見せてくれた功績は大きいと思います。浅瀬や岩場にあるめずらしい貝やおもしろい魚をみせてくれることだって大切です。この本を入り口にして、人類学・民族学・服飾文化史を志す人もでるはずです。
納得がいかないながらも個人的事情で出版に踏み切った由、後進のための肥やしだのフンドシ担ぎなどとおっしゃらず、さらに考察を深められ、いつの日かぜひ改訂版、新版を! 希望をこめて。

■  下半身を覆う布にまつわるお話
いや〜凄い本だ!
下半身を覆う布に関してここまで書けるとは。
引用している文献は「聖書」にはじまり「古事記」「罪と罰」「アンネの日記」等々おびただしい。

著者のソ連での生活経験からソ連にまつわる話が多い。
下品な下ネタ話ではなく、非常にアカデミックな(と思う)エッセイ。

戦後のドイツで、ソ連人将校の妻達は綺麗なレースや刺繍がついたパンツやブラジャーが下着とは思っていなかったためモロ下着姿で街を歩いていた。とか。

キリストがつけていた下着は一枚の葉っぱではなくて。
イチジクの葉をつづり合わせたものだった。とか。

知っていて役にたつかどうかはわからないけど。
面白いので読みましょう(笑)


 
 
 
 
  
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