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 「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書)
「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書)
 
¥ 777
発売日:2006-01
筑摩書房
オススメ度:
通常24時間以内に発送
 


 


■  成熟社会を生きる力
藤原校長(今では元校長だけど)が子どもたちに将来を考えさせるためのお話をそのまま記述したという印象である。だから読みやすく、わかりやすい。「よのなか科」で有名な藤原校長であるが、本書には「よのなか科」のエッセンスがそのまま詰まっている。

時間や年収など数字が駆使されるところがこれまで学校で行われてきた道徳や進路学習などとの違いである。
数字の持つ力は絶大である(だからこそ使用に慎重にならなければならないのだが)。数字により子どもたちはその職業について具体的にイメージすることができる。ただあまりに数字を強調すると「金を稼ぐことが全て」というメッセージを与えかねない怖さもある。結論から見るとどこまで意味があるのかわからないが、子どもに具体的にイメージさせ、次に話を進めていくためには必要な過程なのだろう。いきなり説教めいた話になってしまうと子どもは聞いてくれない。

これからの成熟社会で必要なものはクレジットと著者は子どもたちに示している。クレジットを高めるために必要な者は挨拶、約束を守ること古いものを大切にすることである。意外と古風というか、常識的である。
そしてクレジットを高めるに必要なものが情報編集力である。コミュニケーション・ロジック・シミュレーション・ロールプレイ・プレゼンテーションである。こちらは当世風である。これまでの教育では軽視されがちであった側面であるが、これからの社会に適応していくために必要な能力である。

目新しい取り組みが注目されがちな著者の活動であるが、その基盤には奇抜なものではなく、従来からの教育の取り組みと重なるところが多い。目新しいのはその手法である。そこにばかり目を奪われると著者の活動の真価が見えなくなる。不易と流行が両立しているからこそ個々までの成果を上げることができたのだろう。

■  大学生や20代前半の方にも良いのでは。
中学生向けということですが、もっと上の層にもアプローチ可能な本。
プロスポーツ選手はなぜ一億円稼げるのか、などレバレッジの考え方まで
わかりやすく教えています。とにかく具体例が多いのが良かったです。
親戚に中学生がいるので薦めたい。

■  早熟が求められる子供たちへ
 子供に人生の生き方を教えるためのビミョーな教科書です。
 成長社会から成熟社会へと変わり、価値観が多様化する中で、絶対的な正解ではなく、コミュニケーションによる納得解が求められております。この世の中を生きていく上で何が必要かを分かりやすく説明されております。子供だけではなく大人も楽しめる一冊だと思いました。

 
 
 
 
  
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