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| | | 芥川龍之介 [ちくま日本文学002] (ちくま日本文学) |
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芥川龍之介の決定版。 |
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| 全30巻からなる、ちくま日本文学シリーズの芥川龍之介篇。他の出版社の文庫では比較的一冊の作品収録量が少ないきらいがあったが、本作では芥川龍之介のエッセンスを伝える珠玉の作品が一堂に会することになった。「トロッコ」、「鼻」、「芋粥」、「河童」など、いずれの作品も時代の遜色を全く感じさせることはない。現代の我々にとっても衝撃的で、そして何より愉しめる作品ばかりである。教科書などで顔馴染みの「羅生門」が収録されていないのは少し残念だが、しかし、本作に惹かれてしまった方の多くは既に「羅生門」を含め、芥川龍之介作品を何らかの形で入手しているのでは。 |
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近代小説の「古典」 |
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| 数ある著者の作品集の中では、一番バランスの取れた、良い作品集のような気がする。古典から取った題材の名作もあれば、「蜜柑」や「玄鶴山房」などのバランスの良い名作、「河童」「或る阿呆の一生」晩年の作品まで網羅。「歯車」「大導寺信輔の半生」が欠けているのが残念だが。どれを読んでも、頭抜けた才能に感服すると思う。だれしも、子供の頃からみんな親しむ作家なので、大学生より上の年代になると、却って甘く見られてしまう損な作家。文筆の才、仕上がった作品の出来栄えなど、まずは、漱石、鴎外、志賀などの大作家以上の「古典的な完成度」を示しているとさえ言いたくなる。著者の自殺を、宮本賢治や小林秀雄以来、批評家どもはコケにして、頭でっかちで、作品と生活、または現実のギャップを埋められなかった幼い自意識、と無用で腑抜けの批評を書き、「文学好き」の連中に要らない観念を叩き込んだ。そんなことより、例えばこの作品集を改めて読んでみれば、批評家どもの才能の無さとは千里の径庭がある圧倒的な出来栄えに、誰しも、本当の作家とは誰かが分かるだろう。自意識がどうだのと下らない「力比べ」をぬかして、おくれてきた連中が屁理屈を言うなと言いたい。小説は楽しめば良いんだ。 |
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買いです。 |
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| 芥川龍之介といえば新潮や角川の文庫が手軽で便利ですが、オムニバス的な一冊として、「羅生門」などの作品は収録されていないものの、新鮮な気持ちを味わえること請け合いです。 |
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