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| | | 奇想の系譜 (ちくま学芸文庫) |
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「異端」じゃないよ、「奇想」だよ! |
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| 従来は江戸絵画史の「異端」:少数派として理解されていた個性的な画家達を、「奇想」というキーワードでくくり直し、「『異端』ではなく、主流の中の前衛なのだ!」と主張するために書かれた本です。
扱われているのは、岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳の6人で、実際にも彼らは江戸時代の民衆から異端視されてはおらず、むしろ歓待されていたそうな。
本書の親本が出版されたのは今から約40年前の1970年で、現在は熱狂的なブームにある伊藤若冲を含むこの6人は、本書が上梓されるまではただの日本絵画史の脇役だったそうで、大変衝撃的な本だったようです。
そのような本が文庫本として手軽に手に入れられることはとても嬉しい。
図版も豊富に入っているし(文庫版なので、小さくなってしまうのとモノクロなのは我慢しなくてはいけませんが)、絵の解説だけではなく、それぞれの画家の人となりや面白いエピソードもたくさん含まれていて、絵画の素人である自分も全く飽きずに、始終楽しく読めました。
「どうやってこんな絵を思いついたんだ?!」と思わせられることが保証されたこの一冊、間違いなくオススメします。 |
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江戸絵画の楽しみを知りたい方にお勧めです。 |
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| 2004年岩佐又兵衛、05年曽我蕭白等の展覧会図録に必ず参考文献として出ているので読んでみました。
本書で扱っている画家達は、初版当時は江戸絵画の異端に近い存在だったが現在では主流に近くなっている。今では収録されている画家の回顧展を開催すれば多数の集客が望めるが、著者自身も初版から四半世紀後にここまでメジャーになるとは予想していなかったのではないでしょうか。再評価については本書出版後少しずつ進み、京都で2000年開催の特別展「−没後200年−若冲」で爆発した印象があります。
本書の内容は他の方も書かれているとおり、とても読みやすい文章、豊富な図版、巻末の参考文献など欠点が見当たらない非常にすばらしい本です。個人的には、あと7年早く本書に出会っていれば、京都での若冲展に間に合ったことを考えると残念です。なお、本書は100年後も江戸絵画入門書としての基準作であろう。 |
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べらぼうに面白い美術本 |
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| パンクな日本絵画を選びその系譜を語る。
日本には破壊的で異能な絵師の伝統が連綿とあることがとても嬉しかった。
「いったい誰が少年マンガを襖絵にしたんだ?」と思わずにはいられない曽我蕭白の雲龍図襖を見られただけでも収穫。(気になる人はボストン美術館サイトで”Dragon and Clouds” Soga Shohakuで検索してください)
他にも最近流行の伊藤若冲はもちろん、岩佐又兵衛、歌川国芳など魅力的な顔ぶれが並ぶ。 |
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日本近世美術の名著がお手元に! |
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| やっと、出た〜、が最初の感想です。 日本の近世の美術史を語るには無くてはならない、あの、村上隆氏も読んだ、バイブル的存在のこの本が世に出て、約30年・・・。高価な単行本しかなくて、いつも横目で見ていました。文庫化に際して、多少、注釈などに手が入っていますが、今、読んでも、全然、古くありません。 今ではメジャーになった、岩佐又兵衛、蕭白、若冲、国芳らの魅力を独特の筆致で語っています。 彼らの作品を見たことがある方はもちろん、まだの方も見たくなること請け合いです。因みに、この秋は、岩佐又兵衛が巷で話題になるようだし・・。 ぜひ、ご一読のほどを・・。 |
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