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| | | 宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫) |
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「宇宙船地球号(spaceship earth)」はもはや普通の言葉(household word)! |
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| エコロジーの基礎は閉じた生態系としての地球という考え方ですが、このことを端的に表すのが「宇宙船地球号」という言葉です。バックミンスター・フラーの言葉ですが、彼のことを知らなくても「宇宙船地球号」という言葉はどこかで聞いたことがあると思います。何も知らなくても、すぐに理解できる言葉ですね。うまいネーミングです。
本書はエコロジーがブームになる数十年前にかかれたものです。今読むと著者の個性とともにちょっと時代を感じさせますが、読んでおく価値はあるかもしれません。
バックミンスター・フラーって多才な人で、さまざまな発明があります。もっとも実用化されたものは少ないです。ダイマキシオン・カーは今見るとほとんどレトロ・フューチャーですし、今も身近にあるものとしてはジオデシック・ドームぐらいですかね。これは三角形で構成されたドーム状の構造体のことですが、建築のみならずノース・フェース等のアウトドア用のテントにも応用されています。マーシャル・マクルーハンはフラーのことを現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと言っていますが、そういえばダ・ヴィンチも実用化されたものよりアイデアスケッチの方が有名ですね。 |
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”Think global, act local ”は、フラーの言葉ではない。 |
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| この原書の初版と、宇宙船地球号という概念の登場は、1969年ではなく、1961年である。この訳者のフラーの解説にはいくつかの誤りがある。フラーに関する驚くべき誤解の一つに”Think global, act local”がある。これはフラーの言葉ではない。と指摘したのは幾何学大全『シナジェティクス』の最初の抄訳が含まれる『宇宙エコロジー』(美術出版社)であり、さらにこれらを検証できる重要な文献に、『クリティカル・パス』(白揚社)とその巻末にあるフラー自ら編集した年譜(クロノファイル)があることに気づいた。フラーのクロノファイルは、これ以上短く編集できないことがわかる。 |
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新訳版に期待 |
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| 本の内容は非常に面白かったのだが、 翻訳のせいか、(大変申し訳ないが)ものすごく読みにくかった。 新訳が出ることを期待している。 |
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既成概念から精神を解き放つ自由な思考 |
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| 著者の合理的でかつ革新的な思考は理論先行の考え方に起因するものではない。海軍時代での技術研究、起業と失敗などの多くの経験に基づいた彼の理論は非常に強い説得力がある。彼は技術や理論を知的遊戯の道具とせず、少し面映い言葉ではあるかもしれないが、幸福な人間社会の発展のために真剣に活用しようとしている。 彼の開発した技術は、必ずしも実用化されたわけではないが、実現化を必ず意識している。彼に影響を受けた技術者や建築家も多い。ハンディな文庫本でありながら学ぶべき点の多い良書である。 |
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