|
|
| | |
| | | 東京の下層社会 (ちくま学芸文庫) |
| | |
| |
| |
|
|---|
| ■  |
東京風俗記録集として |
|
|---|
| かつての東京の貧民生活の記述を集め解釈した本。1900年前後の文献が多く収載されており1世紀前の貧困な生活の実態を知ることができる。不潔な木賃宿、長屋の近親相姦、残飯商い、殺される赤ん坊、娼婦の悲惨、女工の虐待などなどリアルである。
かつて治安が低かったことをこれでもかと打ち付けられちょっと疲れるが、ここまで時代を戻してはいけないなと読後前向きに時代と向き合うこと請け合いである。 |
|
|---|
| ■  |
わたしも覚えがある |
|
|---|
| 本書に書いてあるような極貧生活は、つい最近の出来事で、いまのわたしたちにも無縁ではありません。国の舵取りに失敗したり、天変地異等で食糧事情がわるくなれば、あっという間に、こういう生活に舞い戻ることもありうるとおもいます。
また、身の回りにも、これほどではないにせよ、生活困窮者がすくなくないことを、わすれるわけにはいきません。幸運にも成功したひとたちは傲慢になりがちで、経済弱者をさげすさんでいますが、事情はけっして単純ではないはずです。この分野を取り上げた著者に敬意を表します。 |
|
|---|
| ■  |
近代日本の歩んだ道 |
|
|---|
| 立花隆さんが書いた書評の中にあった一冊。
読んでいるうちに気分が悪くなる方もいると思います。まさに日本のスラムあるいはそれ以下の生活を当時のルポや書籍から紹介しています。
残飯を売る商売が成り立ち、その日暮らしの人たちがまさに東京の街中のスラムに肩を寄せ合って生きている。後半では娼婦や女工に焦点を当てて金ある者が同じ人間を人間扱いしないで虐待搾取していく状況がこれでもかと言うほど書かれている。
現在言われている格差社会と言うコンテクストと比べようも無いと思ってしまう。普通に餓死し、野垂れ死にし、医者にもいけず死んでいく、騙されて売られていく少女、飢饉で親から売られる子供。
それほど昔ではないであろう時代の日本に普通にあった現実なのだ。 |
|
|
| | |
| | |
| | |
| |
| |
| |
|
|
| Copyright @2006 myminty.com, japan. All rights reserved. |
|
|