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これは現象学の方法による現代思想の言葉の解読 |
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| 生物の進化はミトコンドリア・ゲノムの解読で解明される。例えば、アフリカゾウは約760万年前にゾウ科から分岐し、マンモスとアジアゾウは約670万年前にゾウ科から分岐したと推定されている。同様に、哲学の進化は思考のゲノムとも言うべき言葉を解読する手法が重要である。なぜなら、進化は幹(とされる言葉の共通了解)だけではなく枝葉(とされる言葉の共通了解)からも起こり得るからである。例えば、ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』を読むと、著者自身が枝葉を突き進んで更なる進化の巨大な扉を前にしながらも、幹に立ち戻る場面がある。その扉は別の勇者が開くことになるだろう。
本書は、「現象学」の手法によって“現代思想の言葉を共通了解できる”道(i.e. 扉)の存在を解読する実験のように感じた。タイトルに冒険という名が付いたのもそのためであろう。『はじめての現象学』を読んでから本書を読むと、そのことはいっそう明白になる。
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現代思想、美味しいトコ取り。 |
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| 守備範囲の広さ、明快な解説が素晴らしい。独特のチャートも、いいアクセントをなしている。ただ、ひとつ難を挙げるなら、最終章のバタイユに関する記述だろう。ご存知のとおり、竹田は、「欲望相関図式」を掲げ、「エロス的現象学」を提唱している(竹田青嗣『現象学入門』NHK出版、同『はじめての現象学』海鳴社など参照)。最終章では、こうした竹田自身の理論と、バタイユの理論が、渾然一体となっており、誤解を招きやすいのではないか。この点を除けば、再読、再々読にも値する、「座右の一冊」となりうる。橋爪大三郎『はじめての構造主義』、浅田彰『構造と力』との併読を薦める。 |
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初心者でも、思想世界全体を見渡す爽快感が味わえる本 |
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| とても読みやすいです。たくさんの思想を俯瞰し、そのなかで、現代思想がどのような位置づけにあるかを、比較し、位置関係を確かめながら、分かりやすく解説しています。初心者でも思想世界全体を見渡しているような爽快感が味わえます。 ようは、現代思想を知るのに、現代思想だけを読んでいては、道に迷うわけで、思想世界全体における、現代思想の位置がわからないと、現代思想のそもそもその意義がよく分からない、というわけです。そこで、この本は、デカルト、カント、ヘーゲル、マルクスといった、近代の思想や、ニーチェ、フッサールなどとの位置関係まで踏まえて、ソシュール、デリダ、ボードリヤール、ドゥルーズ、サルトル、キルケゴール、ハイデガー、バタイユを見ていきます。 この人のスタンスは、西研氏や橋爪大三郎氏と似ていて、現代思想に対して、わりと懐疑的なところがみられます。 |
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解りやすい |
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| 哲学の初歩を学ぶのに最適の本だと思います。難解な現代思想ですが、比較的易しい言葉で、丁寧に現代思想の流れと、その全体像を描いています。 |