|
|
| | |
| | | 下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書) |
| | |
| |
| |
|
|---|
| ■  |
消費者金融:悪の枢軸 |
|
|---|
| 消費者金融からの借金は地獄の一丁目である。自然と底無し沼に沈められるビジネスモデルに設定されているからだ。本書を読めばそれがよくわかる。いまや大銀行まで消費者金融と業務提携をする状況である。バンカーも地に堕ちたものだ。いまの日本の堕落と戦犯消費者金融にたいしジャッジを下すために一読していただきたい。 |
|
|---|
| ■  |
善意、正義感がもたらす不幸 |
|
|---|
| 著者はとても正義感がある方なんだと思う。ただ、この本は見方にかなりバイアスがかかっている気がする。消費者金融の“被害者”の悲惨な実態がたくさん書かれているが、実際にそれが典型的な例なのか疑問が残った。貸し手の責任ばかり本の中で強調されているが、借り手側にも問題があるケースがほとんどではないだろうか。借り手側も大人なんだから、自己責任を問われてしかるべきだろう。
上限金利引下げ自体はリスク・リターンという意味では経済原則に反する。高金利自体が問題なのではなく、強引な取り立て、過剰貸し出しが問題なのだから、そういったところをもし必要なら規制すればいいと思う。全体的に著者の経済的視点が欠けているのは、タクシーの規制緩和反対、公共事業削減反対の意見からもわかる。タクシーの運転手、日雇い労働者の生活がそれによって苦しくなるのはわかる。しかし、問題はそのために消費者、税金を払ってる人々が、その分以上の負担をこうむり、全体として経済にマイナスの影響を与えていることのはず。全体として良い意図からでてきた意見ばかりではあるが、結果的には疑問が残るものが多い印象だ。 |
|
|---|
| ■  |
典型的一段階論法 |
|
|---|
| 下流を食い物にする消費者金融の実態について述べている本。内容は・・・読むだけ無駄かなと。週刊誌的に「金貸し憎し」で鬱憤をはらしたい人には良いかもしれません。
あまり真面目に論評するのもなんですが、あえてマジレスすると、経済学の初歩の初歩で需要と供給がわかっていれば、この本がトンデモであることがわかると思います・・・以上。もう少し詳細に書くと、消費者金融を使う人というのは、一般の銀行ローンが組めない信用力の低い人です。つまり、貸し手にとってはハイリスク。ハイリスクな相手に対しては、お金を貸す側も慈善事業ではないですから当然高い手数料(金利)を取る。高い金利が取れないなら貸さないということです。ここで、「高い金利を取るのはケシカラン!」ということで金利を規制すると、それでは商売にならない正規の業者は廃業します。とはいえ、金を借りたいという需要は残っているわけでそれを満たすのは金利規制を無視する闇金しかないということになります。
筆者はおそらく善意で書かれているのだと思いますが、筆者に代表される短絡的な一段階論法によってなされた規制によって、一番しわ寄せを食うのは一番弱い層であるというのは皮肉なものです。筆者は経済に関する本を書くのですから、せめて需要と供給ぐらいは勉強してから本を書いてもらいたいです。経歴を見ると経済ジャーナリストだったようですが、本の内容を見ると、日本のジャーナリストは本当に勉強不足だなと思いました。この本を読まれる方は、センセーショナルに書かれた「多重債務者の実態」を読んで、「サラ金ケシカラン!」と鬱憤を晴らすのは勝手ですが、経済学の入門書なら何でも良いので一度読んでみてください。
|
|
|
| | |
| | |
| | |
| |
| |
| |
|
|
| Copyright @2006 myminty.com, japan. All rights reserved. |
|
|