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疑似科学と科学の哲学 
哲学マップ (ちくま新書) 
科学哲学 (文庫クセジュ) 
哲学の謎 (講談社現代新書) 

 
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 哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))
哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))
 
¥ 819
発売日:2005-07-06
筑摩書房
オススメ度:
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■  クリティカルシンキングと哲学の入門書を兼ねた本
著者の言う「哲学的クリティカルシンキング」の入門書だが(p11〜によれば、「人間の思考はどういう間違いを犯しやすいかを学び、その間違いを避ける方法」の伝授(修復的・心理学的)ではなく、「どういうルールに従って思考すると正しい結論につながるか、という基礎の部分」を考える方法の伝授(改築的・哲学的)である)、それのみならず、西洋の古典的、並びに新しい哲学を紹介している本だ。

論理的な本だからか、読むのに少々疲れるが、クリティカルシンキングと哲学のさわりを教われること、ブックガイドが充実していること(心理学クリティカルシンキングの本も載っている。もっとも、ゼックミスタ=ジョンソンの本は、「実践篇」も紹介してほしかった(2冊で1冊))、値段が安くてコンパクトなわりには内容が充実していること、以上3点より、星5つとする。

■  巻末が、充実!
この哲学者はこう考えたんだよ、という「哲学史」ではなく、
哲学って、こうやって考えるんだよ、という「クリティカル・シンキング」の本です。
たびたび登場する野矢茂樹さんの「論理学」のテキストと併用すると効果が高いと思われます!
こういったことは、大学1、2年生の間に、身につくまできっちりとやっておくんだったなあ、と
逡巡しながら。社会科学を基礎からきちんと学びたい人は、通っておいた方がいいですよね。 

巻末の『「結局、何がどうだったの?」というひとのためのガイド』がお役立ちでした。
ブックガイドも、解説がついていて、これを読むだけでも初学者には価値があると思いましたよ。

■  「ほどよい懐疑主義」と「文脈主義」へ 懐疑論的クリシンの道
 懐疑論的クリティカルシンキングを、認知心理学や科学的方法から見て構築するのではなく、哲学の視点から構築する鮮度の高い一冊。
 実際に著者が落ち着くところは「ほどよい懐疑主義」と「文脈主義」であり、ラッセルのいう「穏健な懐疑主義とゆるやかな経験主義が結びついたもの」やカール・セーガンや菊池聡が述べている、認知心理学と科学的方法を実生活で活用するようなタイプの懐疑主義の同種である。
 はじめに哲学に対する世間の誤解を払拭し、次に著者が非合理に思っているであろうタイプの哲学の徒とは別な立場であることを述べている。そしていよいよ解説に入っていくが、これまた判り易く有益である。「ほどよい懐疑主義」に到達する解説の構成もよく、デカルトが提案した「方法としての懐疑」の紹介と、その弱点の解説もあれば、「論理的に妥当(演繹的に妥当)」なことと「主張の真偽・正誤」は別ものであるという、意外なほど見逃されている指摘をしている。論理的誤謬への警戒も抜群だ。本書の平易さは入門書のレベルであり、理解するための敷居はかなり低く、読者のために手間と頭を使っている配慮が伝わる。個人的には、懐疑主義的要素がやや薄いことが(余計な期待だが)ちょい残念。前著のようにそういう面を表に出してもよいと思った。いずれにせよ懐疑論的クリィテカルシンキングに関心を持つ者は、一読を推奨する。

 
 
 
 
  
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