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| | | DNAから見た日本人 (ちくま新書) |
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知るには良い本、楽しめるのには少し不足気味 |
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| DNAについての本でありながら、骨や語源について書いてあり、個人としては様々な点から見ている点で○。こういうルーツに関しては様々な面からみるべきだと思うので、その意味で知りたいのであれば安く手に入るのでお勧めできる。
ただDNAに関してなら併せて購入できる。日本人になった祖先たちの方が詳しく書いてあるのでそちらを勧めます。
また少ないページで纏めているためか、資料の提示とその解説に終始しているように感じられた。ので楽しむという意味での魅力はあまり感じられなかった。
よってこの評価である。この分野に関して色々な本を買うつもりなら、あまりお勧めできない。
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現代人の常識としてお勧め |
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| 1987年、現代人のミトコンドリアDNAを調べたアラン・ウイルソンらは、およそ15万年にアフリカを出た現在人の祖先が全世界に広がっていったと主張した。いわゆる『単一起源説』である。そして現代人の共通祖先は15万年前に生きていた女性のミトコンドリアDNAに辿り着く(=トコンドリア・イブ)と考えられた。このときの報道は実に衝撃的であったと記憶している。
ミトコンドリアに限らず遺伝子・DNAに刻まれた痕跡は生物の進化や人類集団形成の歴史を知る確実な手段を提供する。著者は新書の限られた頁数のなかでDNAそのものの説明から平易な表現で語っていく。但し、正確に理解するためには、相当な基礎知識と洞察力を必要とする。
さて日本人のルーツであるが、旧石器時代の第一波の移住民の子孫である「縄文系」と縄文時代以降の第二波の移住民である「渡来系」の二つからなるとする『二重構造説』が定説となっており、DNAから得られたデータはそれを支持している。また、日本語のルーツについても深い考察がなされて、その起源は、少なくとも縄文時代に遡るだろうという。
中国大陸の漢族は、地域による遺伝的な違いが大きいが、「社会的漢族化」という現象もあるという指摘は興味深い。
本書は「国民とはなにか、民族とはなにか?」について深く考えさせる。理科系の人だけでなく、現代人の常識として読むことをお勧めしたい。
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遺伝子進化の仕組みと日本人の起源 |
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| DNAのコピーミスによる遺伝子変異の仕組みを解説し、また遺伝子分類により世界及び日本近傍の人類集団の系統図を描いている。専門用語が多くやや難解な箇所もあるが、第一線の研究者による解説だけに小冊子の割に情報量が非常に豊富である。系統比較は単純ではなく、できるだけ多数の遺伝子座を用いるべきこと等が素人にも理解できる。複数の独立した分析結果から、人類集団はアフリカ、ヨーロッパ〜インド、南北アメリカ原住民、サフール(アボリジニ・パプア)、東アジア、東南アジアに分類されている(アフリカ起源説を実証)。また、篠田謙一らの縄文人のミトコンドリアDNA分析の結果(50人以上)から、縄文人と類似したDNA配列を持人々は東アジアに広く分布しているとのことで、慎重ながら縄文人北方起源説を示唆している。日本人の起源という大問題に対して、本命であるDNA進化学の今後の研究の進展が多いに期待できる内容である。 |
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