HOME   |   ベルメゾン   |   セシール   |  
 
書 籍 C D DVD ゲームソフト エレクトロニクス ソフトウェア ホーム&キッチン ホ ビ ー
 
自分と向き合う「知」の方法 (ちくま文庫) 
無痛文明論 
草食系男子「お嬢マン」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書) 
理系のための恋愛論 理系脳 v.s. 女子脳 [マイコミ新書] (マイコミ新書) 
帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546)) 

 
(
)
  
 
 感じない男 (ちくま新書)
感じない男 (ちくま新書)
 
¥ 714
発売日:2005-02-08
筑摩書房
オススメ度:
通常24時間以内に発送
 


 


■  「私は」悪書だと思う
初めて、本をぶん投げたくなった。
客観的論考でないかと思えば、エッセイでもないらしい。
私的体験をベースとするのはいいが、それに対する考察が遊びにしかなっていない。
赤裸々に性的嗜好を語る、自らを貶めるような結論を厭わない、この2点において、著者は真摯な態度を示したつもりなのだろうか?
真摯な態度で、あやふやな論証だけで断定をしないでほしい。
本を出版することに対して、責任を「感じない男」なのだろう。

しかし、男がフェミニストに接近する方法を考えるサンプルにはなる。

■  制服、ロリコン、ミニスカは割り切って楽しめばよい
私がこの本を買ったのはどうして制服女子高生に性的興奮を感じるのかと言う答えを求めたのが理由だ。しかし著者の考えには少し違和感がありインテリ特有の考えすぎみたいな感じがした。私なりの考えでは制服物のビニ本やエロ漫画は30年以上前からありそのようなものを繰り返し見ているうちに条件反射的に病みつきになったのではないかと思う。本書で取り上げられているミニスカ、ロリコンも現在は興味ないが、繰り返し見ると好きになるのかもしれない。これらの商品はいわば男の妄想を刺激する間接的なもので直接女の肌に触れるような性的興奮とは全く別のものであると割り切って楽しめばよいのではないか。

■  生命学の一表現
 本書は森岡正博氏の提唱する「生命学」のルールに則って書かれている。
 生命学は、生命全般について哲学的に考察しながら『自分にとって』最高の人生とは何か、の解明を最終目標にしている。
 『自分にとって』というところが重要である。だから、決して一般論にはならない。森岡正博氏の実践をモデルとして、読者が自分なりの人生観を培っていくしかない。
 あくまでも森岡氏のやり方は、彼個人に合った方法であり、それを押しつけるものではない。
 「こういう方法もありますよ」と言っているに過ぎない。
 そこで、本書を誤解なく読むためには「生命学HP」を参照してください。できれば、「無痛文明論」を読むことをオススメします。
 内容的には文句ありませんが、生命学を理解していないと誤解を招くおそれがある分、★を一つ減じました。

■  カミングアウト=癒し!?
本書は基本的に、告白(懺悔?)によって著者自身が救われ、治癒されることを主たる目的として書かれたものであろう。

読者と問題を共有したいという記述もあるが、自己の性的指向(嗜好?)に対する遁辞が多過ぎて、些か辟易させられる。

著者自身の問題と、ロリコン・制服萌えをリンクさせて、男性のセクシュアリティを考えるならば、フェミニズムの批判・指摘してきた方向と、自己愛・ACに関する心理研究との、両面からのアプローチが妥当ではないか、と考えます。

興味深い指摘も多くあっただけに、少々残念な一冊である。

 
 
 
 
  
Copyright @2006 myminty.com, japan. All rights reserved.