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| | | お金に「正しさ」はあるのか (ちくま新書) |
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おもしろいが、説得力に欠ける |
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| 本書を要約すれば、「生活する中でお金を完全に否定することはできない」と解せると思います。
ただ、論拠を小説に置いており、なぜフィクション性が高い小説でお金というリアリティの高いものを解釈するのかの説明がないので違和感がありました。
また、キリスト教、マルクス、現代の小説等を引用解釈して述べていますが、一貫性を感じない構成です。お金の解釈の歴史的変遷なのか、お金の役割の広がりなのか、テーマが解りづらいものでした。
お金という切り口からの文学解釈本としか読めず、題名との乖離を感じます。 |
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両極を撃つ |
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| お金のはらむ問題点を丁寧に指摘しつつ、お金で成り立っている社会やグローバリズムを安直に批判して良い気になっている勢力の精神がいかにお金に蝕まれているかも同時に指摘する、なかなかに痛快な書物です。 |
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貨幣という一つの無視できない切り口 |
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| お金はものごとを計測する道具である。民事訴訟などを見ると、お金で計れないようなものにも、計測結果が与えられていることが分かる。この考えを推し進めれば、「私」という人間においてもお金による取引可能性があると本書は述べる。 「私」がお金で計測された先には、精神的なものとされがちな正義概念の拠り所としてお金を無視できないと結ぶ。 |
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