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 フェミニズム入門 (ちくま新書 (062))
フェミニズム入門 (ちくま新書 (062))
 
¥ 756
発売日:1996-03
筑摩書房
オススメ度:
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■  思想書ではない
ほとんどフェミニズムの歴史について書かれている。フェミニズム入門というよりは、フェミニスト史であり、フェミニスト入門といったほうがいいかもしれない。
フェミ思想的な根拠などはまったく示されず、フェミニストというのはとにかく自由になりたくてしょうがない人達のように感じられてしまった。しかも、それは動物に近い自由であり、思考である。こんなのに啓蒙される人なんているのだろうか?
男根主義、男性社会の欺瞞を鋭く指摘している、といった表現が多々見られるが、歴史的社会的現実性を無視して、とにかく自分達の自由が抑圧されているから男社会が悪いんだ!といった中学生なみの反抗精神である。

現代でどのくらいの割合なのかは分からないが、実際に非常に弱い立場にある女性を(フェミ啓蒙によってではなく、現実に女性が求めていることに関して)救うことを目的にしている人達は尊敬に値する。しかし、この本に出てくるフェミニスト達は論壇村での自分勝手かつ自己満足集団としか言いようが無い。この書のフェミニスト達には妄想以外のまともな未来ビジョンはない。

■  初めて買う入門書をお探しの方にはおすすめできません。
フェミニズムに興味を持ったので、新書の入門書を読んでみようと探してきたのが本書である。一読して驚いた、よくわからない。それはまるで大学の授業のようだった。生徒(読者)に対してわかりやすく説明しようというのではなく、わからない人はおいてきますという感じだ。専門用語がいくつも使われて書かれてあるのだが、それぞれの言葉の意味がよくわからない。結果何も伝わってこない。文章は豪快でリズム感にあふれており、フェミニズムに対する情熱は伝わってくるのだが、何事も断定的に書かれていて教えてやるといった印象を受ける。本当なのか?と戸惑ってしまうところが何か所もあった。残ったのは違和感だけだ。視点を変えれば、フェミニズムが敬遠される理由を知りたいという人にはおすすめである。しかし、これまで女性が不快な思いを強いられて生きてきた反動がこのような本になって現れてきたという点は理解できる。男性に対する激しい怒り、それこそが著者のモチベーションだ。

■  独善的な教条主義フェミニズム
フェミニズムの歴史についての入門書かと思って読んでみたが、はっきり言って役に立ちませんでした。
なにしろ歴史的記述や理論的分析はそこそこに、高圧的なレトリックで読者を恫喝し、「男性」に対する「女性」の倫理的優位性を声高に言い募るばかり。「個別的な男性への敵対意識」ではない、と著者は言うものの、読んでいる限り現実の「男」を一括りにして「敵」とみなしている、という印象は否めません。

内容についても、フェミニズムの歴史的分類(第一期、第二期など)は様々な議論があるのに、それについても一切触れず自分の分類を提示するだけ。ジェンダー論やセクシュアリティ論もフェミニズムの一部だとしているが、これも大いに議論のあるところだろう。
そもそも、今「フェミニズム」という用語を使うこと自体がはらむ問題を、著者は意識しているかどうか。
いずれにせよ、間違っても初心者向けの入門書ではない。


■  はじめの一歩。
フェミニズムの幅広い議論を、とてもわかりやすく・かつコンパクトにまとめてくれた本です。専門書や入門書は読んでる時間がない、てっとり早くフェミについて知りたい人には、いいかもしれません。

 
 
 
 
  
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