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絵本 徒然草 上 (河出文庫) 
絵本 徒然草 下 (河出文庫) 
桃尻語訳 枕草子〈上〉 (河出文庫) 
桃尻語訳 枕草子〈下〉 (河出文庫) 
桃尻語訳 枕草子〈中〉 (河出文庫) 

 
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 これで古典がよくわかる (ちくま文庫)
これで古典がよくわかる (ちくま文庫)
 
¥ 714
発売日:2001-12
筑摩書房
オススメ度:
通常24時間以内に発送
 


 


■  これで古典が楽しめる
日本の書き言葉である「漢字かな混じり文」がどのようにして生まれてきたのかを判りやすく説明しつつ、古典はかしこまらずに、作者を生の人間としてとらえて、「へーそうなんだ」とか「そうそうそうなのよね」とか感心しながらどんどん読むものだ、ということを教えてくれる本。とても本質的なことを面白く学ぶことができる、すばらしい本。とにかく「源氏物語とか古典を読んでにみよう」という気にさせてくれる。ただし、作者も言っているとおり、この本を読んだからといって、古典を読む技術が身に着くわけではない、古典をよむための「感覚」と「意気込み」を与えてくれる本である。

■  古典に抵抗感が無くなる
古典に苦手意識がある人は読むとよいでしょう。
「源氏物語」は「難解な少女マンガ」のようなもの、
といってくれるので、源氏物語を難しい古典と感じていた人でも、胸をなでおろすことでしょう。
万葉集から徒然草までを扱うことによって、ひらがな、カタカナがだれによって、どのように作られ、
使われてきたのか、和漢混交文がどのような背景によって生まれてきたのか、
丁寧に説明しています。
古典のテキストはほとんど出てきません。
扱っている時代は鎌倉時代までです。

■  すらすら読めて学ぶところが多い本。
橋本氏は本書の中で「難しい内容の話を簡単な言葉だけで説明することは困難である」というようなことを書いているが、彼はこの離れ業を見事にやってのけてしまっている。多少なりとも活字に親しんでいる人であれば、本書を読みとおすのにさほど時間はかかるまい。それぐらい、橋本氏の文章は読みやすい。これは、書いていることへの理解の深さと表現能力の高さが余程卓越したものでなければとてもできない芸当だ。

本書では日本語の変遷というテーマを主軸に幾つかの古典作品を紹介するような形式をとっているが、特に私が新鮮に感じたのは「徒然草」の前半が孤独な青年時代を過ごした兼好の筆によるという説と、「金塊和歌集」の作者・源実朝が「万葉ぶり」の男性的歌人というよりは現代的「オタク青年」であったという説だ。とりわけ実朝の歌は以前から好きであり、橋本氏の指摘を受けてよりしっくりと理解出来た部分が多い。

ただ、橋本氏が言うように、古典に親しむためには結局「慣れる」ことが肝要なのであって、本書を読んだからといって古語をすらすら読めるようになるわけではない。しかし、一度「面白いものだ」ということさえわかれば、1000年前に書かれていようと所詮は日本語、読めないことはないのである。橋本氏が伝えたいのはそこなのだろう。


 
 
 
 
  
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