「英国礼賛」の、暮らし方、風俗習慣、または、紀行文? と思っていましたが、読んでみたら、違ってました。 期待以上の、人生哲学書に出会えた感じがします。著者が、20-30代の頃の、英国人の恋人や日本人のご主人 など、様々な人々と出会いながら、自分探し、幸せさがし をしていく、人生という旅において、日本と英国を自分の なかで租借しながら、自己実現をしていく、そんな「生き方」 の本でした。 特に、英国人の彼氏と結婚寸前まで行きながら成就しなかった 時のいきさつは、細かな描写もあって、かなり興味深く 読みました。 通り一遍の英国本ではなく、人間と民族、国の、時代とともに 代わりゆく風俗習慣、考え方、文化、生活・・その息吹を感じ 人生を考える、そんな貴重な時間を与えてくれた本です。 特に、著者は文章がうまく、その表現力をもって、読者に わかりやすく、その心象風景が伝わってきます。 |