シェイクスピアを一度も読んだことが無い人にはお薦めできません。 現代のTVドラマなんかと比べたら、展開が遅いし、台詞がやたら長いからです。 ハムレットを読みたい・読まなきゃいけない気がする、 そんな人には、この松岡和子さんの訳を 是非お薦めします。「生きてとどまるか、消えてなくなるか、それが問題だ。」 翻訳のすばらしさ(イメージの喚起力・カッコ良さ)にかけては、 おそらく右に出る訳はないと思われます。 なにせ翻訳家のご本人が稽古場へ出向き 演じる役者さんや演出家と台詞について相談し 創り上げた作品だそうですから。 また、 たぶんハムレットの魅力は、「どんな作品か」ではなく、 「どう読んだか」だろうと思います。 キャラクターたちが口走る言葉の中に 自分と共通する「なにか」がひっかかってくるからです。 最近なんか知らないけど 人生のことが気になってしょうがないあなた。 約四百年前から変わらない 人間の根本的な問いに 迷い込んでみてはいかがでしょうか。 |